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「酷いサイバー暴力だ!」池江璃花子への“五輪辞退要求”に中国からも厳しい声!「奇跡を起こした彼女に対して…」

THE DIGEST編集部

2021.05.09

先の日本選手権で4冠を達成した池江。現時点で東京五輪にはリレー2種目の代表が内定している。写真:YUTAKA/アフロスポーツ

先の日本選手権で4冠を達成した池江。現時点で東京五輪にはリレー2種目の代表が内定している。写真:YUTAKA/アフロスポーツ

 東京五輪開催の是非を巡る議論に、競泳界のヒロインも巻き込まれた。白血病からの復活を果たし、晴れて東京五輪代表に内定した池江璃花子のSNSに対して、出場辞退や開催反対への賛同を求める声が相次いで寄せられていたのだ。
【PHOTOギャラリー】東京五輪で輝け! 日本競泳のヒロイン、池江璃花子の厳選フォトを一挙お届け!

 5月7日、池江は自身のツイッターを更新。立て続けの5投稿で苦しい胸の内を明かした。以下がその全文である。

「いつも応援ありがとうございます。Instagramのダイレクトメッセージ、Twitterのリプライに『辞退してほしい』『反対に声をあげてほしい』などのコメントが寄せられている事を知りました。もちろん、私たちアスリートはオリンピックに出るため、ずっと頑張ってきました。

 ですが、今このコロナ禍でオリンピックの中止を求める声が多いことは仕方なく、当然の事だと思っています。私も、他の選手もきっとオリンピックがあってもなくても、決まったことは受け入れ、やるならもちろん全力で、ないなら次に向けて、頑張るだけだと思っています。1年延期されたオリンピックは私のような選手であれば、ラッキーでもあり、逆に絶望してしまう選手もいます。
 
 持病を持ってる私も、開催され無くても今、目の前にある重症化リスクに日々不安な生活も送っています。私に反対の声を求めても、私は何も変えることができません。ただ今やるべき事を全うし、応援していただいてる方達の期待に応えたい一心で日々の練習をしています。オリンピックについて、良いメッセージもあれば、正直、今日は非常に心を痛めたメッセージもありました。この暗い世の中をいち早く変えたい、そんな気持ちは皆さんと同じように強く持っています。ですが、それを選手個人に当てるのはとても苦しいです。

 長くなってしまいましたが、わたしに限らず、頑張っている選手をどんな状況になっても暖かく見守っていてほしいなと思います」(原文ママ)

 これを受けてSNS上では池江の意見を支持する声が圧倒的多数を占め、「矛先を完全に間違えている」「リスペクトを欠く」「彼女に失礼だ!」など批判的なコメントに溢れる一大騒動に発展した。
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