[ラグビーW杯]日本3-26南アフリカ/10月20日/東京スタジアム
ラグビー日本代表は20日、ワールドカップ準々決勝の南アフリカ戦に挑み、3-26で敗れた。南アフリカは優勝候補の一角で、世界ランキング4位。大会前の親善試合で7-41と敗れていた相手に、再び苦杯をなめさせられた。
国歌が流れる際に感極まった流大が涙を流し、立ち上がりに主将のリーチ・マイケルと相手選手が小競り合いになるなど、いつも以上に気合いが入っていた日本代表だが、開始3分に先制されてしまう。スクラムで押し込まれた末に左サイドに展開され、マカゾレ・マビンピにトライを許したのだ。
しかし、9分に南アフリカのテンダイ・ムタワリワが危険なタックルを仕掛けてシンビンとなり、日本は数的優位に。山中亮平が果敢に仕掛け、福岡堅樹もライン際を駆け上がって圧力をかける。そうして迎えた20分、スクラムで具智元が相手の反則を引き出し、田村優がPGを決めて3点を返した。
その後、日本は南アフリカのパワーとスピードに押されて何度かピンチを迎えたが、相手のミスにも助けられて追加点は許さない。前半終了間際に作られた決定的な場面でも、ダミアン・デアリエンディの反則によって事なきを得た。
後半に入ると44分にハンドレ・ポラードにPGを決められて3-8に。日本は47分に稲垣と田村を下げ、中島イシレリと松田力也を投入して点を取りに行く。しかし、日本は48分に自陣のスクラムで反則を犯し、再びポラードにPGを決められて3-11と点差を広げられてしまう。
劣勢の日本は、状況を変えようと次々に選手を投入。51分に姫野和樹を下げ、アマナキ・レレイ・マフィをピッチに送り込むと、54分にはトンプソン・ルークに代えてヴィンピー・ファンデルヴァルトにフロントラインを託した。さらに59分に山中→レメキ・ロマノ・ラヴァにスイッチし、まさに総力戦で南アフリカの牙城を崩しにかかった。
しかし、南アフリカは強かった。
64分にPGを決められた後の66分だ。モールで自陣22メートルラインまで押し込まれると、最後はこの日素晴らしいプレーを見せていたファフ・デクラークにトライを許してしまう。さらに、69分にはターンオーバーからカウンターを受けて右サイドを切り裂かれ、前半にもトライに成功していたマピンピにインゴールに飛び込まれた。
プール戦で絶好調だったWフェラーリ(松島幸太朗と福岡)や姫野が封じられ、終わってみれば3-26。快進撃を続けていた日本が、今大会初の黒星を喫した。前回のワールドカップでは、南アフリカ相手に"ブライトンの奇跡"を演じたが、今回の対戦では力の差を見せつけられた形だ。
とはいえ、自国開催の祭典でプール戦を1位通過し、初の8強進出を果たした彼らの雄姿に、世界中の誰もが衝撃を受けたことだろう。今後の日本ラグビー界の発展が楽しみでならない。
構成●THE DIGEST編集部
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しかし、9分に南アフリカのテンダイ・ムタワリワが危険なタックルを仕掛けてシンビンとなり、日本は数的優位に。山中亮平が果敢に仕掛け、福岡堅樹もライン際を駆け上がって圧力をかける。そうして迎えた20分、スクラムで具智元が相手の反則を引き出し、田村優がPGを決めて3点を返した。
その後、日本は南アフリカのパワーとスピードに押されて何度かピンチを迎えたが、相手のミスにも助けられて追加点は許さない。前半終了間際に作られた決定的な場面でも、ダミアン・デアリエンディの反則によって事なきを得た。
後半に入ると44分にハンドレ・ポラードにPGを決められて3-8に。日本は47分に稲垣と田村を下げ、中島イシレリと松田力也を投入して点を取りに行く。しかし、日本は48分に自陣のスクラムで反則を犯し、再びポラードにPGを決められて3-11と点差を広げられてしまう。
劣勢の日本は、状況を変えようと次々に選手を投入。51分に姫野和樹を下げ、アマナキ・レレイ・マフィをピッチに送り込むと、54分にはトンプソン・ルークに代えてヴィンピー・ファンデルヴァルトにフロントラインを託した。さらに59分に山中→レメキ・ロマノ・ラヴァにスイッチし、まさに総力戦で南アフリカの牙城を崩しにかかった。
しかし、南アフリカは強かった。
64分にPGを決められた後の66分だ。モールで自陣22メートルラインまで押し込まれると、最後はこの日素晴らしいプレーを見せていたファフ・デクラークにトライを許してしまう。さらに、69分にはターンオーバーからカウンターを受けて右サイドを切り裂かれ、前半にもトライに成功していたマピンピにインゴールに飛び込まれた。
プール戦で絶好調だったWフェラーリ(松島幸太朗と福岡)や姫野が封じられ、終わってみれば3-26。快進撃を続けていた日本が、今大会初の黒星を喫した。前回のワールドカップでは、南アフリカ相手に"ブライトンの奇跡"を演じたが、今回の対戦では力の差を見せつけられた形だ。
とはいえ、自国開催の祭典でプール戦を1位通過し、初の8強進出を果たした彼らの雄姿に、世界中の誰もが衝撃を受けたことだろう。今後の日本ラグビー界の発展が楽しみでならない。
構成●THE DIGEST編集部
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