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ラグビー

「選手たちを、チームを誇りに思う」史上初の8強に導いたジェイミーHCが目を潤ませてジャパンを称賛

THE DIGEST編集部

2019.10.20

ジェイミー監督は「この結果に満足している」と8強入りを果たしたチームを称えた。写真:茂木あきら(THE DIGEST写真部)

ジェイミー監督は「この結果に満足している」と8強入りを果たしたチームを称えた。写真:茂木あきら(THE DIGEST写真部)

[ラグビーW杯]日本3-26南アフリカ/10月20日/東京スタジアム

 スタンドからの温かい拍手は、いつまでも鳴りやまなかった。

 史上初の4強進出を目指したラグビーワールドカップ準々決勝の南アフリカ戦。日本代表は健闘及ばずに3-26で敗れた。プール戦で好調だった松島幸太朗や福岡堅樹の突破が封じられ、姫野和樹の突進も止められる。世界ランク4位の壁は、想像以上に厚かった。

 南アフリカのミスにも助けられて前半を3-5で折り返した日本代表だが、後半は蹂躙された。PGでジワジワと点差を広げられると、終盤には立て続けにトライを許してしまう。それでもジャパンは決して下を向かずに最後まで走り、ぶつかっていった。

 試合後のフラッシュインタビューに応じたジェイミー・ジョセフ監督のコメントが、それを表している。

「選手たちを、チームを誇りに思う。最後のタックルがどれくらい素晴らしいチームだったかを証明している」
 
 試合終盤を迎えて23点差という絶望的な状況にも、ジャパンは全力を膝を折らなかった。最後まで礼を尽くしてトライを狙いに来た南アフリカの攻撃に、渾身のタックルを見舞った。その姿は、ジェイミーHCはもちろん、スタンドに駆け付けたファンの心も揺さぶったに違いない。

「ワールドカップの結果を非常に誇りに思っている。これを受け入れ、少し楽しみたい。選手はチームのために、そして国のために貢献した」

 日本中を熱くさせ、世界に衝撃を与えた桜の戦士たち。彼らの快進撃は、間違いなくラグビーの歴史を変えた。

構成●THE DIGEST編集部

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