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韓国スポーツ界に衝撃ふたたび! 東京五輪の射撃代表選手が“暴言いじめ”で12年間の資格停止!

THE DIGEST編集部

2021.06.10

韓国女子クレー射撃の実力者であるキム・ミンジ。ここにきて東京五輪出場への道を断たれた。(C)Getty Images

 東京五輪開幕を目前に控え、韓国の代表選手が出場資格をはく奪された。

 現地6月8日、大韓射撃連盟はクレー射撃の韓国代表で、東京五輪出場を決めていたキム・ミンジに対して、「12年間の資格停止」処分を言い渡した。
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 事の発端は先月、同選手による"いじめ加害"の告発だった。被害者はキム・ミンジと彼女の夫である射撃代表選手のA氏、そして地方実業団チームに所属するB氏の3名から、長年に渡って暴言などのいじめを受けてきたと暴露。これを受け、射撃連盟が今月2日にスポーツ公正委員会を開催して事実を確認、その6日後に懲戒処分を決めたのである。A氏には11か月の、B氏にも3年間の代表資格停止処分が下された。

 選手たちは裁定発表から1週間、再審を請求できるというが、手続き上、開幕まで50日を切った東京五輪までに処分内容が覆る可能性はほぼないと見られる。同連盟は代替の代表選手を繰り上げで指名する予定だ。
 
 キム・ミンジは4月に行なわれた代表選考大会で女子スキート1位になり、東京五輪出場を決めた第一人者。過去のアジア大会でひとつの金を含む5つのメダルを獲得した看板スターであり、韓国スポーツ界に与えた衝撃は計り知れなく大きい。現在31歳。このまま12年間の処分が確定となれば、43歳で迎える2032年夏季五輪まで出場できない計算となる。

 韓国では芸能界を着火地点に、著名人による過去のいじめ加害などが次から次へとネット上で暴露され、社会問題化している。女子バレーボール界でも人気選手が愚行を告発されて、無期限の出場停止など懲戒処分を受けた。元サッカー韓国代表のMFキ・ソンヨンも、小学校時代に行なったとされる性的いじめスキャンダルの渦中にいる。

 今回のいじめに関して詳細は明らかになっていないが、「12年間」という長すぎる厳罰からも、その深刻さが窺い知れる。

構成●THE DIGEST編集部

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