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マラソン・駅伝

青学大の箱根ランナーが市民に“青トレ”を直伝!原監督が設立した絆ランニング倶楽部で学生選手にも刺激

THE DIGEST編集部

2021.06.27

同クラブを設立した原晋監督。5月30日から始動している。写真:滝川敏之

同クラブを設立した原晋監督。5月30日から始動している。写真:滝川敏之

 6月27日、箱根駅伝で5回の優勝に導いた青山学院大(以後、青学)の原晋監督が設立したクラブチーム「絆ランニング倶楽部」の第2回が実施され、15名の一般ランナーが参加した。

 今回は、青学の選手が普段から取り入れるコアトレーニング(通称、青トレ)とランニングの2部構成となった。伊藤雅一コーチの指揮の下、体幹に重点をおいた「青トレ」を参加者全員が実践。参加者は2~3人の小グループに分かれ、7人の学生選手が市民をサポートする体勢で綿密に行なった。

 その後、大学構内を走る1.4キロの周回コースで16キロ走(最大)を実施。箱根駅伝出走メンバーと共に1キロ3分30秒ペースのAチーム。同じペースながら、2.8キロ×3本や1.4キロ×3本と本数や距離を調整したBチーム、Cチームは6分と8分ペースの2つのグループで、Dチームは練習観戦と分かれ、各々が自分のレベルに合わせ有意義な時間を過ごした。

 今回初参加した元神奈川大学・陸上部出身の24歳公務員は、練習後に「16キロの中でインターバル的にメニューを調整出来るのは有難い。いい緊張感で練習が出来たし、みんなフォームが綺麗で参考になった」と充実した表情で語った。

 フルマラソンでサブ4(4時間切り)を目指す会社員女性は、トレーニングを楽しみに参加したと言い、「一人ひとりポイントを指摘していただきながら、小グループで丁寧に教えて頂いて凄く良かった」と“青トレ”に満足した様子だ。続けて「同じように4時間を切りたいと思ってる方がいてくれれば、より頑張れる」と呼びかけている。
 
 今年の箱根駅伝で2区を走った中村唯翔(3年)は、今回、青トレで市民をサポートした選手の一人だ。中村は「普段やっていることを教えるのは意外と難しかった」と勉強になったことを明かし、イベントを通して「自分自身で改めて動作の確認が出来たし、年上の方とコミュニケーションを取れて良かった」と語った。

 同様に4年の石鍋颯一は、「競技をやっている人が当たり前だと思っている基準が違うんだと痛感した」と言い、この様な機会を生んだ原監督を「よく思いつくし、思いついてやるという行動力が凄い」と敬意を表した。

 現在、同クラブのサイト会員は380名集まっている。まずは1000人の登録を目標に随時募集しているそうだ。次回は、7月25日にダンス&合同練習(EXILEのTETSUYAとタイアップ)を予定している。

構成●THE DIGEST編集部

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