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マラソン・駅伝

「陸上界の未来発展のため…」青学大・原監督が設立した“絆ランニング倶楽部”が始動!箱根ランナーと市民が合同練習で互いに刺激

THE DIGEST編集部

2021.05.30

学生と市民ランナーが共に練習するクラブを設立した原監督。写真:滝川敏之

学生と市民ランナーが共に練習するクラブを設立した原監督。写真:滝川敏之

 5月30日、箱根駅伝で5回の優勝に導いた青山学院大の原晋監督が発案したクラブチーム「絆ランニング倶楽部」が始動。同大学内で開催された総会(説明会)&練習会に、およそ30名の一般ランナーが集った。

 同クラブは、市民ランナーからトップアスリートを対象にセカンドキャリアの支援、競技人口のの拡大などを目的に創設された。原監督は、「陸上界の未来発展のためにこの団体を立ち上げた」と経緯を説明し、同クラブの役割について続けた。

「ニューイヤー駅伝優勝という実業団的な発想ではございません。クラブをとおして絆を深め、精神的にまいっている、仕事で悩んでいる、それを会員相互の親睦で、より豊かになってもらいたい。それが結果として日本社会全体が明るくなる」

 練習は、大学構内を走る1.4キロの周回コースで実施。箱根駅伝出走メンバーと共に1キロ3分30秒ペースで(最大21キロ)走るAチーム。3分30秒~4分のBチーム、Cチームは6分、Dチームは練習見学と、それぞれのレベルに合わせてペースや距離を調整し、1時間半ほど汗を流した。
 
 Aチームで21キロを完走した、元広島大陸上部の会社員(24歳)は、練習後「このペースでこの距離はかなり久しぶりだったので、実際きついかなと思っていたけど、青学の学生たちが引っ張ってくれるし、高揚感があって割りとラクに走れました」と振り返った。同じ練習は「仲間がいないと出来ない」と言い、このような練習の機会を設けてくれた原監督に「有難い」と感謝を口にした。

 Aチームで14キロ走った27歳の会社員は、「キツイ所でどういう風にリラックスして走ってるのかなと、後ろにつきながら勉強になった」と学生から刺激を受けたことを明かしている。

 これまでも様々な取り組みで、陸上界を改革してきた原監督。実業団とは違い、「仕事をしながら土日、アフター5走って、頑張ったらニューイヤー駅伝に出られる、そんな仕掛けをしていきたい」と意気込む。

 同クラブの参加者は随時募集している。今後の活動日時は以下の通りだ。

第2回 6月27日 青トレ&合同練習
第3回 7月25日 ダンス&合同練習(EXILEのTETSUYAとタイアップ)

構成●THE DIGEST編集部
 

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