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「このクオリティーであれば…」羽生結弦が今季初滑りで余裕の3回転半を披露!海外見識者は“4回転半”成功を期待

THE DIGEST編集部

2021.07.12

これまで数々の快挙を成し遂げてきた羽生。今年3月の世界選手権では3位に終わった。(C)Getty Images

 フィギュアスケート男子の羽生結弦が、7月9~11日に開催されたアイスショー『ドリーム・オン・アイス』に出演し、ファンの前で今季初滑りを披露した。

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 大トリで登場した羽生は、エキシビション曲『マスカレイド』に乗せて氷上を華麗に舞った。得意のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を軽々と決めるなど、五輪連覇王者の貫禄を感じさせる演技で観客を魅了した。

 かねてより「誰よりも早く4回転半(クワドアクセル=4A)を公式戦で決める選手になりたい」と前人未踏の挑戦へ意欲を示してきた26歳は、同イベント内で「必ず今シーズン4回転半を決めるんだという強い意志はある。しっかりとその決意を持って今シーズンに挑みたい」と意気込みを口にした。
 
 これまで史上初めて4回転ループを成功させるなど偉業を成し遂げてきた羽生の動向を海外メディアも注目している。欧州衛星放送局『EUROSPORT』でフィギュアスケートの解説をするイタリア人、マッシミリアーノ・アンベシ氏は、同イベントの様子をチェックし、以下のように期待を綴った。

「2種類の4回転ジャンプを成し遂げる史上初の人物となることが目標だ。このクオリティーのトリプルアクセルを跳べる人だけが、クワドアクセルにも成功するんだ」

 羽生は来年開催される北京五輪を見据え、今季はグランプリシリーズ(GP)第4戦のNHK杯(11月12~14日)と第6戦のロシア大会(11月26~28日)に出場を予定している。史上初の4回転半ジャンプ成功に期待したい。

構成●THE DIGEST編集部