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格闘技・プロレス

【WWE】連覇を目指したアスカ&“キング”中邑真輔の日本勢は奪取ならず! 壮絶なMITBラダー戦を制したのは?

どら増田

2021.07.20

ブリーフケースに手をかけるなど善戦した中邑(左)。しかし、最終的にはビッグEに奪取された。(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

ブリーフケースに手をかけるなど善戦した中邑(左)。しかし、最終的にはビッグEに奪取された。(C)2021 WWE, Inc. All Rights Reserved.

 世界最大のプロレス団体WWEは日本時間7月19日、米テキサス州フォートワースのディッキーズアリーナにてPPV「マネー・イン・ザ・バンク」を実施した。

 ラダー上のブリーフケースを奪い合う女子MITBラダー戦には、昨年覇者である『女王』アスカが登場。連覇を狙うこの日は、序盤からアレクサ・ブリスにジャーマン・スープレックス、ナタリアにヒップアタック、タミーナに裏拳やミサイルキックで攻め込む。しかし、ラダーに登ろうとした際、リブ・モーガンのダブル・ニーに阻まれてしまう。

 場外戦ではナタリアとタミーナが共闘し、倒れ込んだアレクサにラダーを積み上げて生き埋めに。その後、アスカら6人が3本並んだラダートップで激しい殴り合いを展開するも、最後に登ってきたニッキーが6人の隙を付いてブリーフケースを奪取した。

 アスカは2連覇ならず……。Ms.MITBとなったニッキーはステージのラダーに登るとブリーフケースを掲げて勝ち誇り、見事王座挑戦権を射止めている。
 
 また、同日に行なわれた男子MITBラダー戦には、“WWEのキング”中邑真輔が出場した。

 試合前に「MITBブリーフケース、この手で掴んでみせるぜ」と意気込み、大観衆の合唱の中で登場。スピンキックやリバースパワースラムでケビン・オーエンズを投げ飛ばすと、ラダートップでは危険を顧みないアーム・バーでジョン・モリソンに攻め込む。

 その後、中邑とモリソンが打撃の攻防を展開していると、ドリュー・マッキンタイアはダブル・クレイモアを2人に放ってリングを占拠。しかし、突如因縁のジンダー・マハルらに襲撃され、マッキンタイアは連れ去られてしまう。

 終盤の攻防では中邑がロリンズを蹴散らし、ブリーフケース奪取を狙うも、モリソンの水鉄砲で妨害を受けると、オーエンズのスタナーを食らって撃沈する。

 最後はビッグEがラダー上からの豪快なビッグ・エンディングでロリンズを沈め、ラダー上のブリーフケースを奪取。試合後、Mr. MITBとなったビッグEはブリーフケースを掲げて歓喜の雄叫びを上げた。

 アスカ、中邑ともにタイトル争いは仕切り直しになりそうだ。  

取材・文⚫︎どら増田

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