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「みな同じ条件でスイートルームはない」不満続出の“選手村問題”にイシンバエワが言及!「欧州基準を求めるのはおかしい」

THE DIGEST編集部

2021.07.23

アテネ、北京の棒高跳びで2大会連続の五輪金メダルを獲得したイシンバエワさん。(C)Getty Images

アテネ、北京の棒高跳びで2大会連続の五輪金メダルを獲得したイシンバエワさん。(C)Getty Images

 不満が続出する東京五輪の“選手村問題”について、ロシア陸上界の女帝が口を開いた。

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 東京五輪開幕が迫る中、ロシアの選手を中心に高まったのが、選手村の設備を酷評する声だ。リサイクル可能な段ボール製のベッド、トイレや冷蔵庫の不足、といった環境に対する不満が噴出し、関係者の一部からは「ここは中世の日本みたいだ」などと苦情が漏れた。

 そして今回、この問題に対して苦言を呈したのは、アテネ、北京五輪の女子棒高跳びで2大会連続の金メダルに輝いたエレーナ・イシンバエワさん。ロシアの国営通信社『タス通信』によると、開幕直前に波紋を広げるこの状況について「ここは日本、欧州基準を求めるのはおかしい」と指摘したという。
 
 さらに、IOCアスリート委員を務めるイシンバエワさんは「みな同じ条件でスイートルームはない。誰も特権がないと理解すること」と呼びかけると、「批判するよりもこれからに集中したほうがいい。目の前の状況は変わらないし、エネルギーや感情を小さなことに浪費する必要はない。これは4つの五輪に参加した者としての意見」と見解を述べた。

 新型コロナウイルスの影響で、多くの問題を抱える東京五輪。会場のほとんどが無観客という異例の幕開けとなるが、とにかく無事に大会を終えられることを祈るばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

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