女子競泳界にニューヒロインが誕生した。
東京オリンピック2020は7月25日、女子400メートル個人メドレー決勝が行われ、大橋悠依が4分32秒08で金メダルを獲得。今大会の日本競泳第1号となるメダルを手にした。日本の金メダルは24日の柔道男子60キロ級・高藤直寿に続く2個目となった。
圧巻のレースだった。3レーンスタートなった大橋は2番目の背泳ぎで先頭に立つと、続く平泳ぎで後続との差を広げ、最終の自由形でもリードを保ち圧勝となった。
200と400メートル個人メドレーの日本記録を持つ競泳女子のエースは、18年のパンパシフィック選手権でも同種目の二冠を達成。19年の世界選手権400メートル個人メドレーでも3位に入るなど、メダルの有力候補だった。
それでも、初のオリンピックとあって緊張もあっただろうが、「とにかく自分のレースをしようと思って、自分を信じて泳ぎました」と、自らのスイムに徹することが頂点に立った要因だという。もっとも、「金メダルを取るなんて本当に思っていなかった」と驚きも隠し切れなかった。
また、「ここに来るまででいろんなことがあったんですけど、ここにチャレンジさせてもらえて感謝してますし、ここで自分が力を出し切れるように、いろんな人が本当に支えてくださったので本当に感謝しています」と、サポートしてくれた周囲への想いもこぼれてきた。
「タイムも日本新出して以来のけっこう速いタイムだと思うので、朝のこの時間でこのタイムで泳げて、やってきたことは間違ってなかったんだなと思えました」との言葉にも、ここまでの苦労が詰まっていた。
そして最後に、金メダリストは「まだ夢みたいなんですけど、泳いでいてすごい楽しくて、自分が水泳やっているすべてなんだなと思いますし、明日からまた200が始まるので頭を切り替えてかんばりたいです!」として、明日以降のレースに気合いを入れた。
新たな女王の誕生を、日本だけでなく場内にいた各国の水泳関係者に拍手を送ったのも印象深いものだった。
構成●THE DIGEST編集部
東京オリンピック2020は7月25日、女子400メートル個人メドレー決勝が行われ、大橋悠依が4分32秒08で金メダルを獲得。今大会の日本競泳第1号となるメダルを手にした。日本の金メダルは24日の柔道男子60キロ級・高藤直寿に続く2個目となった。
圧巻のレースだった。3レーンスタートなった大橋は2番目の背泳ぎで先頭に立つと、続く平泳ぎで後続との差を広げ、最終の自由形でもリードを保ち圧勝となった。
200と400メートル個人メドレーの日本記録を持つ競泳女子のエースは、18年のパンパシフィック選手権でも同種目の二冠を達成。19年の世界選手権400メートル個人メドレーでも3位に入るなど、メダルの有力候補だった。
それでも、初のオリンピックとあって緊張もあっただろうが、「とにかく自分のレースをしようと思って、自分を信じて泳ぎました」と、自らのスイムに徹することが頂点に立った要因だという。もっとも、「金メダルを取るなんて本当に思っていなかった」と驚きも隠し切れなかった。
また、「ここに来るまででいろんなことがあったんですけど、ここにチャレンジさせてもらえて感謝してますし、ここで自分が力を出し切れるように、いろんな人が本当に支えてくださったので本当に感謝しています」と、サポートしてくれた周囲への想いもこぼれてきた。
「タイムも日本新出して以来のけっこう速いタイムだと思うので、朝のこの時間でこのタイムで泳げて、やってきたことは間違ってなかったんだなと思えました」との言葉にも、ここまでの苦労が詰まっていた。
そして最後に、金メダリストは「まだ夢みたいなんですけど、泳いでいてすごい楽しくて、自分が水泳やっているすべてなんだなと思いますし、明日からまた200が始まるので頭を切り替えてかんばりたいです!」として、明日以降のレースに気合いを入れた。
新たな女王の誕生を、日本だけでなく場内にいた各国の水泳関係者に拍手を送ったのも印象深いものだった。
構成●THE DIGEST編集部