競泳の女子400メートル個人リレーで金メダルに輝いた大橋悠依。競泳では今大会初のメダルを獲得した大橋の泳ぎに、海外メディアからも称賛の声が寄せられている。

　アメリカの水泳専門誌『スイミング・ワールド』電子版は「ユイ・オオハシが400メートル個人リレーでの圧倒的な勝利で母国に喜びをもたらす」と報道。女子400メートル個人メドレーでは、2000年シドニー大会で銀メダルを獲得した田島寧子以来のメダルであることも伝えつつ、勝因についても分析している。
  　記事を書いたマシュー・デジョージ記者は、３位で通過した前日の予選でゴール間際にスピードを緩めていたことに言及。「決勝へ向けて余力を残すための作戦だった」と指摘しつつ、「日曜日の午前、その選択は大成功をもたらした」と綴った。

　大橋は24日の予選で４分35秒71を記録。自身もレース後、「最後の100メートルは余力があった」と語っている。

　ちなみにデジョージ記者は決勝後、「ユイ・オオハシは完全に感極まっている。もし母国のファンでアリーナが埋め尽くされていたら、どうなっていただろう」とツイート。無観客で行われたことへの残念さをにじませつつ、大橋を称えていた。

構成●THE DIGEST編集部

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