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「より賢明な攻撃手段を持っていた」水谷隼/伊藤美誠ペアに中国メディアも注目!頂上決戦を「5年前から待ち望んでいた」【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.07.26

中国の待つ決勝へ駒を進めた水谷/伊藤ペア。日本卓球界に初の金メダルをもたらせるか。(C)Getty Images

 日本ペアが劇的な勝ち上がりを見せている。

 東京五輪3日目の7月25日に、混合ダブルスで決勝進出を決めた水谷隼/伊藤美誠。ドイツ代表のパトリック・フランツィスカ/ペトリサ・ソルヤと対戦した準々決勝では、序盤から互いに譲らず最終ゲームへ突入すると、一時6-10の大ピンチから驚異の追い上げで16-14と大逆転劇を演じ、ゲームカウント4-3と手に汗握る接戦を制した。

 その後、林昀儒/鄭怡静(台湾)と対戦した準決勝では、第2ゲームこそ6-11で落としたものの、ゲームカウント4-1で勝利。第1シードの許キン/劉詩雯(中国)が待つ決勝へと駒を進めた。連続して接戦を制している日本人ペアには、対戦国メディアも警戒心を強めているようだ。
 
 中国メディア『捜狐体育』は、準決勝の内容について「(準々決勝の)辛勝があったからこそ、落ち着いて臨めていた」と伝えると、「試合を通して積極的にプレーし、鄭や林が攻め続けても自分たちのリズムを取り戻せていた」と称賛。第3セットの終盤といった勝負どころも、日本ペアが「より賢明な攻撃手段を持っていた」と評している。

 さらに、同種目初となる決勝については「卓球ファンが5年前から待ち望んでいた試合だ!」と興奮気味に報道。「両者ともに最高のコンディションと気持ちで臨んでくれることを期待したい」と言及したうえで、「もちろん、許キンと劉詩雯の史上初となる五輪混合ダブルス、金メダル獲得も楽しみだ」と自国ペアに期待を寄せた。

 決勝は日本時間26日の21時からスタート予定。はたして日本ペアは悲願の金メダルを手にすることができるか。ふたりのパフォーマンスから目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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