東京五輪のメキシコチームに波紋が広がっている。
その中心にいるのは、3位決定戦に敗れたソフトボール女子代表だ。今大会は初出場から4位に食い込む活躍を見せたものの、選手村を離れる前に公式ユニホームをゴミ箱に捨てたと、同国ボクシング代表のブリアンダタマラ・クルスサンドバルらが糾弾したのだ。
【画像】メキシコのボクシング代表がソフトボールチームを糾弾した実際の投稿
クルスサンドバルは7月29日、ユニフォームの写真とともに「これは長年の努力と犠牲と涙の結晶」とTwitterに綴ると、「メキシコのアスリートはみな、これを身につけることに尊厳を持っている。しかし今日、悲しいことにメキシコのソフトボールチームはそれをすべて選手村のゴミ箱に捨ててしまった」と伝えている。
また、同じくボクシング代表のエスメラルダ・ファルコンも、この問題について言及。「このユニホームが『何の意味もない』という人もいるかもしれない。ただ、多くの人にとっては長年の努力、献身、愛情、情熱を表している。メキシコのソフトボール代表がそう思っていないのが残念だ」と思いを明かした。
さらに、メキシコ紙『MILENIO』によると、同国オリンピック委員会(COM)のカルロス・パディージャ会長は「非常にデリケートな問題であり、我々は深く調査しなければならない」とコメントを発表。「このユニホームはメキシコを象徴する色だけでなく、私たちの国の国章をあしらったもの。非常に憤りを感じている」と厳しく指摘した。
「このようなことは絶対に許されない。アスリートはみな、このユニホームを大切にする。中には国に寄贈して若い人たちに見てもらい、スポーツをするきっかけにしてもらおうとする人もいる。そんな中で彼らがしたことは、ゴミ箱に捨てたということだ」
一方、メキシコソフトボール連盟のロランド・ゲレロ会長は、『TV Azteca』を通じて「スーツケースに空きがないため、道具やユニホームの一部を捨てざるを得なかった」と選手たちを擁護。COMからは処分の可能性も示唆されているが、はたしてどうなるのか。今後の動向に注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部
その中心にいるのは、3位決定戦に敗れたソフトボール女子代表だ。今大会は初出場から4位に食い込む活躍を見せたものの、選手村を離れる前に公式ユニホームをゴミ箱に捨てたと、同国ボクシング代表のブリアンダタマラ・クルスサンドバルらが糾弾したのだ。
【画像】メキシコのボクシング代表がソフトボールチームを糾弾した実際の投稿
クルスサンドバルは7月29日、ユニフォームの写真とともに「これは長年の努力と犠牲と涙の結晶」とTwitterに綴ると、「メキシコのアスリートはみな、これを身につけることに尊厳を持っている。しかし今日、悲しいことにメキシコのソフトボールチームはそれをすべて選手村のゴミ箱に捨ててしまった」と伝えている。
また、同じくボクシング代表のエスメラルダ・ファルコンも、この問題について言及。「このユニホームが『何の意味もない』という人もいるかもしれない。ただ、多くの人にとっては長年の努力、献身、愛情、情熱を表している。メキシコのソフトボール代表がそう思っていないのが残念だ」と思いを明かした。
さらに、メキシコ紙『MILENIO』によると、同国オリンピック委員会(COM)のカルロス・パディージャ会長は「非常にデリケートな問題であり、我々は深く調査しなければならない」とコメントを発表。「このユニホームはメキシコを象徴する色だけでなく、私たちの国の国章をあしらったもの。非常に憤りを感じている」と厳しく指摘した。
「このようなことは絶対に許されない。アスリートはみな、このユニホームを大切にする。中には国に寄贈して若い人たちに見てもらい、スポーツをするきっかけにしてもらおうとする人もいる。そんな中で彼らがしたことは、ゴミ箱に捨てたということだ」
一方、メキシコソフトボール連盟のロランド・ゲレロ会長は、『TV Azteca』を通じて「スーツケースに空きがないため、道具やユニホームの一部を捨てざるを得なかった」と選手たちを擁護。COMからは処分の可能性も示唆されているが、はたしてどうなるのか。今後の動向に注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部