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国立競技場が「40度」の酷暑を記録!現地取材の英記者が嘆き、韓国メディアは五輪招致時の“アピール“に言及【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.01

写真は3000メートル障害予選を走り終えた選手。レース後に選手たちは氷で体を冷やしていた。(C)Getty Images

写真は3000メートル障害予選を走り終えた選手。レース後に選手たちは氷で体を冷やしていた。(C)Getty Images

 後半戦に入った東京五輪は、まさに“アツイ”戦いを繰り広げている。様々な競技で好パフォーマンスが披露され熱さを増す一方、8月1日の国立競技場では、ついに40度という灼熱の暑さを記録した。

【画像】ついに「40度」に達した…国立競技場に置かれた温度計はこちら

 9時過ぎから11時半までに行なわれた陸上競技の午前セッション。同時刻の気温が「9:30から11:30の間、36から40度だよ」と号泣の絵文字を付けてSNSで伝えたのは、元陸上選手で現在イギリス公共放送『BBC』でキャスターを務めるジャネット・クワッキー氏だ。その証拠として、インフィールドに設置された温度計が「40度」を示す写真を添えている。

 この暑さについては、韓国紙『中央日報』が「レースを終えた選手たちは氷でクーリングするのに慌ただしかった。一部の選手はトラックの上に寝転び苦しんでいた」と過酷さを綴り、これまで報告を受けた熱さの被害を伝えている。

 暑く湿気の多い島国特有の気候は、多くの競技に影響を与えているようで、アーチェリー女子では熱中症で気を失う選手が出たり、スケートボードでは暑さにより選手のボードが曲がった。さらにトライアスロンではゴール後に嘔吐する選手もいたという。
 
 さらに『中央日報』は、日本が開催地に立候補した際に「7~8月の東京は穏やかで晴れた日が多く、アスリートが最高の力を発揮する上で理想的な天候である」とアピールしていたと記述。暗に組織委員会の見通しの甘さを指摘した。

 もはやアスリートでなくとも危険な暑さを記録する東京。今は選手が安全にプレーできることを祈るばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

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