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「まさに刑務所のような感じ」コロナ陽性で隔離を経験した選手から待遇に不満の声【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.02

コロナ陽性者が相次ぐ今大会。実際に陽性と判断を受けた選手はどの様に隔離されているのだろうか。(C)Getty Images

コロナ陽性者が相次ぐ今大会。実際に陽性と判断を受けた選手はどの様に隔離されているのだろうか。(C)Getty Images

 コロナ禍で開催されている東京五輪。無観客かつ関係者も人数制限がされる中でも、それでもなお選手や関係者から新型コロナウイルスの感染報告が絶えない。

 不運にも陽性となり隔離を体験した選手は、その隔離生活の環境改善を求める声を上げている。その一人がスケートボード女子パークのオランダ代表カンディ・ジェーコブスだ。7月21日に来日したジェーコブスは、空港の検査でコロナの陽性が判明。直ぐに隔離施設に連れていかれ、不当な扱いを受けたという本人のコメントを、英メディア『Inside the games』が伝えている。

「隔離のホテルは新鮮な空気の供給が不十分。食料供給も十分でなく、バランスも悪い。ハイパフォーマンスアスリートの特別な栄養条件も満たしていない」

 さらに医療スタッフとの言葉の壁があり、「隔離の正確な手順が何か、そして陰性になったらどの様なステップを踏むのかなど不明瞭だった」と不安を感じざるを得ない状況だったと振り返った。
 
 またレース前日にコロナの陽性者となった自転車競技のシモン・ゲシュケは、自身のSNSで隔離生活の様子を公開している。

「窓は鍵がかかっているが、1日に3回部屋を出る機会がある。朝7時には検温のため天井のスピーカーに起こされる。まさに刑務所のような感じ」

 一人ひとりを満足させる対応は難しいかもしれないが、異国の地で孤独で過ごすことを考えると、何らか改善の余地があるのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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