８月１日、東京五輪卓球競技の団体戦がスタートし、日本の女子チーム（伊藤美誠、石川佳純、平野美宇）が１回戦でハンガリー代表と対戦した。

　最初のダブルスで石川／平野ペアが、マリア・ファゼカシュ／サンドラ・ペルゲルのペアを３-０で下すと、続くシングルスでエースの伊藤美誠がドラ・マダラスに３-０と圧勝。最後のシングルスで平野がペルゲルを３-０で破り、１ゲームも落とすことなく、ハンガリーを一蹴した。

　試合後、伊藤に完敗したマダラスは、「伊藤選手がシングルスで銅メダルをとったのにはびっくりした」と語り、その成長ぶりに驚きを隠せなかった。

【PHOTO】悲願の団体金メダルへ！石川佳純、張本智和、伊藤美誠ら、日本の卓球界を引っ張る選手を一挙紹介！ 「彼女はまだ若いけれど、成長がとても早い。数年前に対戦したことがあるが、サーブ力も技術力も上がっていた。この年齢で世界ランク２位だというのは、サプライズだと思う」

　20歳にして中国勢を脅かす存在になった伊藤に、久々に対戦した27歳は衝撃を受けた様子だった。

取材・文●江國 森（THE DIGEST編集部）