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「日本が支配を継続!」スケートボード女子パークでの日本勢1・2フィニッシュに海外メディア驚き「スケボーは標識で禁じられているのに」

THE DIGEST編集部

2021.08.05

女子パークでは、四十住さくら(右)と開心那(左)が1・2フィニッシュ。日本の選手層の厚さを見せつけた。(C)Getty Images

女子パークでは、四十住さくら(右)と開心那(左)が1・2フィニッシュ。日本の選手層の厚さを見せつけた。(C)Getty Images

 東京五輪スケートボード女子パークは8月4日に行なわれ、日本の四十住さくらが60.09点で金メダルを、開心那が59.04点で銀メダルを獲得した。

 四十住は1本目にいきなり高難度の「バックフロント540」を2回成功。2、3本目は失敗に終わったものの、そのまま見事に逃げ切った。

 開心那は1本目に58.05点の好成績を残すと、2本目をさらにそれを上回る59.04点をマーク。12歳でのメダル獲得は、日本人史上最年少記録だ。

 連日の日本代表の素晴らしい演技には、海外メディアも注目している。

 オーストラリア紙『The Sydney Morning Herald』は、「日本がスケートボードでの支配を続けた」と伝え、ハイレベルなメダル争いの様子を伝えている。

「ヨソズミのこの日唯一の60点超えは、他の選手たちにとても大きなプレッシャーを与え、誰もそれにうまく対応できなかった。ヒラキとスカイ・ブラウン(イギリス)は、クリーンだが慎重な演技をし、50点台後半だった。最もダイナミックで大胆だったオカモト(4位入賞の岡本碧優)は、リスクの高いわくわくさせるようなチャレンジを続け、最後に落ちるまでは金メダリストのように見えた」
 
 米紙『Star Tribune』も、日本が既に行なわれた3種目で金メダルを独占し、9つのメダルのうち5つを獲得したことを伝え、「スケートボードは五輪にデビューしてすぐに、全日本人の関心事となった」と記した。

 また同記事は、四十住の「スケートボードはすごくて、楽しいスポーツ。やってみてください」という発言に対して、日本の強さを不思議がるように、以下のように綴っている。

「もしできるなら、日本でスケートボードに挑戦したいよ。皮肉なことに、日本のスケーターたちは、パークが不足しており、路上でもあまり歓迎されないと口にする。五輪のスケート場の周辺でさえ、スケートボードは標識で禁じられているのに」

 スケートボード4種目のうちの最後の一つ、男子パークは8月5日に予選と決勝が行なわれる予定で、日本からは冬季五輪2大会連続銀メダリストの平野歩夢が出場する。日本の金メダル独占はあるのか、期待は高まるばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

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