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五輪出場国の“マスク”をカナダ紙が10点満点で評価!日本は「クールでスポーティー」、中国は「理にかなっている」【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.04

日本のマスクの評価は「7点」とカナダ紙。中国は最も高い「9点」と評価された。(C)Getty Images

日本のマスクの評価は「7点」とカナダ紙。中国は最も高い「9点」と評価された。(C)Getty Images

 コロナ禍で開催されている東京オリンピックでは、選手たちは行動の制限や検査義務を課せられた中で、競技やその準備に日々励んでいる。

 そして競技の瞬間を除けば、多くの時間でマスクの着用を強いられているが、その国別、あるいは選手によるオリジナルのデザインが注目されており、カナダの日刊紙『NATIONAL POST』は独自の判断で、デザイン、素材、機能性などの見地から、10点満点での採点をまじえて評価を下している。

 まず、気になる日本は、7点と高め。開催国のマスクについて、同メディアは「明るい雰囲気のオレンジは、世界最大のスポーツの舞台である五輪にマッチする、クールでスポーティーな雰囲気を醸し出している。オレンジは日本の国旗の色ではないが、白文字での『JAPAN』の文字はテレビ画面を通してもしっかり見える。また、素材は高品質に見え、フィット感も良さそうであり、快適さも含め、スポーツにぴったりである」と理由を綴った。

 日本を上回る評価を受けた国では、ドイツとデンマークが8点で、いずれも国旗のデザインが大きく取り入れらており、誰が見ても国籍がすぐに分かる。ドイツについては「とにかく効果的であり、テレビをはじめとする視覚的なメディアでその三色の横縞は際立っている」、デンマークについては「長く見れば見るほど、悪い点を見つけるのが難しくなる。さらに、素晴らしい素材で作られている」と、それぞれポジティブに評されている。
 
 そして最も高い9点を得たのが、中国だ。「全てが理にかなっている」(同メディア)という同国のマスクは、「色がユニホームを一致するというシンプルな理由だけでなく、見た目にもポップである。赤から黄へ変化するグラデーションは最適な彩り。このマスクに関しては、見栄えの良さ、その国を代表していることが人々に示されるという、2つの重要な点が高いレベルで達成されている」と賛辞が贈られた。

 逆に評価が低かったのは、3点のカナダ。「素材や機能性が悪いということではない」としながら、「グレーはどんなものにも合う色ではあるが、ここでは大きな問題だ。何より、それを着用している選手がカナダ人と分からない。我々はこれに怒ってはいない。ただ、ガッカリしている」と同メディアは自国のマスクの悪い点を挙げた。ちなみにアメリカも、4点と厳しめ。それは白にUSAの赤い文字というシンプルさによるものだが、一方で「耐久性があり、着用していて快適に見える」と良い点も指摘している。

 その他では、イタリアが「黒と紺が国を連想させない」という点でネガティブ評価も、「ハイテクで革新的なデザイン」で6点、逆にオーストラリアとメキシコの場合、デザインは問題ないものの、前者は「素材が薄すぎて何度も鼻から滑り落ちている」、後者は対照的に「東京の猛暑の中では厚すぎる」として、それぞれ4点、5点の低採点となった。

 最後に個人のマスクとして、そのド派手な風貌と表彰台での抗議活動などで話題を集めたアメリカの女子砲丸投げのレーベン・ソーンダーズにも同メディアは言及し、怪獣やアニメキャラクターの口をデザインした数種類のマスクについて「メンタルヘルス、人種差別問題、LGBT問題にスポットライトを当てるための手段でもある」と記述。そして「彼女には、10点を与えるしかない」として記事を締めている。

構成●THE DIGEST編集部

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