[ラグビーW杯]イングランド 19-7 ニュージーランド/10月26日/横浜国際総合競技場
ラグビーW杯は26日、前回日本代表のHCを務めたエディー・ジョーンズ率いるイングランドと、オールブラックス(ニュージーランド)が対戦し、19-7でイングランドが勝利し、決勝進出を決めた。
対戦成績は、オールブラックスの33勝7敗1分と、数的優位を誇るニュージーランドだが、イングランドはそれに続く強豪チーム。事実上の決勝とも噂されるこの試合に、観客たちは否が応でもヒートアップした。
序盤からパスをつないだイングランドが、開始3分、ラインアウトからの展開でトライをゴールポスト右横へ。コンバージョンキックも決め、7-0と先制する。
その後もイングランドの攻撃的な展開が続くものの、オールブラックスは強固なディフェンスを見せ、ファウルも犯さず、なかなか得点にはつながらない。
しかし前半40分には、ラックの横から入るペナルティをオールブラックスが犯すと、イングランドのPGが決まり、前半10-0で折り返す。
前半は、ラインアウト、スクラムと、完全にイングランドに読まれ、押された結果となったオールブラックスの後半の展開が注目された。
焦りが見え始めたオールブラックスが50分、タックルのペナルティを犯すと、10番ジョージ・フォードがPKを決め、イングランドが13-0とリードを広げた。
それでもオールブラックスは意地を見せる。57分、イングランドのラインアウトのこぼれ球を7番のアーディー・サヴェアがキャッチし、トライを決めると、リッチー・モウンガがゴールを決め、初トライ、初ゴールで13-7とする。
しかし、反撃はここまで。63分、69分には、オールブラックスのオフサイドからイングランドにPG。この2本を確実に決めると、19-7とイングランドが得点差を広げていく。
オールブラックスの攻撃戦術を読み切った、シャローディフェンス、そしてそのバックアップと、イングランドは終了のホイッスルまで、エディー・ジョーンズの計画通りといえる完璧な守りを見せ、2007年以来、4回目の決勝進出を果たした。
明日27日、ウェールズvs南アフリカの準決勝が行なわれ、その勝利国と対戦することになる。
決勝は11月2日(土)、横浜国際総合競技場にて、18:00キックオフの予定。
【PHOTO】イングランド 19-7 ニュージーランド|3連覇狙ったオールブラックスを撃破!3大会ぶりに決勝進出!
構成●THE DIGEST編集部