各競技で熱戦が繰り広げられた東京五輪は、８月８日についに幕を下ろした。

　国立競技場で行なわれた閉会式では、坂本九さんの名曲『上を向いて歩こう』に合わせたダンスパフォーマンスなど様々な催しが披露された。そして、次回の開催国へ五輪旗を繋ぐ「フラッグ・ハンドオーバー・セレモニー」では、小池百合子都知事からIOCのバッハ会長へ。そしてバッハ会長からパリのアンヌ・イダルゴ市長へ無事引き継がれた。

　引継ぎが完了すると、フランス国歌『ラ・マルセイエーズ』がフランス国立管弦楽団によるリモート演奏がお披露目された。動画のラストパートでは、国際宇宙ステーション（ISS）滞在するフランス人宇宙飛行士トマ・ペスケ氏がサックスで母国国歌を完璧に奏で、会場を沸かせた。

　そんなベスケ氏は自身のTwitterで、現在ISSに滞在中の日本人宇宙飛行士、星出彰彦氏とともに行なった引継ぎ式の様子を公開している。
  　無重力空間ならではの演出だ。星出氏がオリンピックシンボルが印刷された紙をベスケ氏に手渡し、互いに握手を交わす。そして二人で五輪旗を広げ、続けて裏に返しパリ大会のロゴを見せたのだ。そして最後は、ふわふわと二人で浮かんでいったのである。

　同投稿は世界中で大きな反響を呼んでおり、投稿から７時間ほどで６千を超えるリツイートがされている。３年後のパリ大会は、果たしてどの様なイベントになるだろうか。早くも興奮するファンは続出しているようである。

構成●THE DIGEST編集部

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