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「彼は自己に打ち勝った」服部勇馬がみせた“不屈の完走”に韓国メディアも感銘!「体温40度はあり得ない」【東京五輪】

THE DIGEST編集部

2021.08.09

過酷な状況下で42.195キロを走り抜いた服部。3年後のパリ五輪を見据える。(C)Getty Images

過酷な状況下で42.195キロを走り抜いた服部。3年後のパリ五輪を見据える。(C)Getty Images

 日本代表の激走に、韓国メディアも感服だ。

 8月8日に札幌で開催された東京五輪・男子マラソンは、高温多湿の環境下で棄権する選手が続出した。エントリー106選手のなかで完走したのは76名。その73番目にゴールインしたのが、日本の服部勇馬だった。

 優勝したエリウド・キプチョゲ(ケニア)から遅れることおよそ22分、最後のコーナーを回ってきた服部はまさに満身創痍。左足を引きずりながら苦痛の表情を浮かべ、なんとかゴールにたどり着いた。もんどりうって地面に突っ伏すと車椅子で医務室に直行。深部体温が40度以上に上がる、重度の熱中症で走っていた事実が明らかとなった。

 服部自身は日本陸連を通じて、「(先頭集団に)遅れてからは何度も棄権というのも頭によぎりましたが、これまで戦ってきたライバルやMGC(マラソン・グランドチャンピオンシップ)で戦った選手たちの思いを踏みにじるようなことは絶対にしたくなかった。絶対に最後まで諦めずに走ろうと思いました」と振り返った。まさに魂のランで、観る者の心を打ったのである。
 
 そんな服部の激走と熱いコメントを、韓国全国紙『朝鮮日報』も驚きを持って伝えている。「筋肉が痙攣し、体温が40度を超えても彼は諦めなかった」と銘打ち、次のようにレポートした。

「マラソンはなにが起こるか分からないスポーツだ。ましてやこの日の札幌のような酷暑にあって、続々と棄権者が出る展開ではなおさら。肉体的にも精神的にも強さが求められ、メダルとは別次元の自己との戦いがある。ハットリは、それに見事打ち勝ったのだ。体温40度以上というあり得ない状況下で、さまざまな想いを背負って限界を超えていった。素晴らしい42.195キロだったと言うほかない」

 27歳の服部は「これからもマラソンと共に生きていきたい」と語り、「強さのある選手になって、またオリンピックの舞台に戻ってきたい」と決意を新たにした。その視線はすでに、3年後のパリを見据えている。

構成●THE DIGEST編集部

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