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「許されない振る舞いだ」組織委が警備員への暴行容疑で逮捕された“柔道金メダリスト”を大会から除外!【東京パラ】

THE DIGEST編集部

2021.08.20

ホテル警備員に重傷を負わせたゴゴチュリ容疑者。柔道90キロ級の巨漢アスリートだ。(C)Getty Images

ホテル警備員に重傷を負わせたゴゴチュリ容疑者。柔道90キロ級の巨漢アスリートだ。(C)Getty Images

 事件発生からおよそ1週間が経過し、ついに厳罰処分が発表された。

 8月20日、東京五輪・パラリンピック組織委員会は、ホテル警備員への暴行容疑で逮捕された東京パラリンピック柔道のジョージア代表選手、ズビアド・ゴゴチュリに対して、資格証(ADカード)を剥奪したと発表。事実上の大会からの追放を決定した。加えて、同じホテルに宿泊していた同国代表選手15名と同国パラリンピック委員会に対しても厳重注意の処分を下している。当然の結果だろう。

 あるまじき蛮行が目撃されたのは、8月12日の早朝だ。ジョージア選手団のひとりが新型コロナウイルス陽性の診断を受け、選手たちは全員都内のホテルに隔離されていた。そんななか、ゴゴチュリ容疑者はホテルの部屋から飛び出して60代の男性警備員に殴りかかり、首を絞めるなど殴打を繰り返す。警備員に肋骨骨折の重傷を負わせたゴゴチュリ容疑者は、警視庁によって16日に逮捕された。
 
 容疑者は事件当時、酒に酔っており、他のメンバーらとともに深夜から大声を上げるなど騒ぎを起こしていた。たびたび複数の警備員から注意を受けていたところ、そのなかの1名にゴゴチュリ容疑者が癇癪を起こし、暴行に及んだと見られる。

 組織委員会は「職務に忠実な警備員に対して、このような振る舞いは決して許されるものでなく、大変遺憾です」との声明を発表。ゴゴチュリ容疑者は2016年リオデジャネイロ大会にも出場し、柔道90キロ級で金メダルを獲得した34歳の実力者だ。

構成●THE DIGEST編集部

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