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「おまけの大会に捉えられている」乙武洋匡がパラリンピックのあり方に疑問を呈す!「いつかは1つの大会に」

THE DIGEST編集部

2021.08.24

パラリンピックの開幕を前に乙武さんは「パラリンピックをなくしたい」と題した動画をYouTubeに公開した。(C)Getty Images

パラリンピックの開幕を前に乙武さんは「パラリンピックをなくしたい」と題した動画をYouTubeに公開した。(C)Getty Images

 8月24日に開幕する東京パラリンピック。161の国と地域、さらに難民選手団を加えた史上最多の4400人の選手が参加を予定しており、来月5日まで22競技539種目でメダルを争う。

 パラリンピック開幕を前に、作家の乙武洋匡さんが自身のYouTubeチャンネルで「パラリンピックをなくしたい」と題した7分ほどの動画を公開し、パラリンピックのあり方に疑問を呈した。

 まず乙武さんは「元々は傷痍軍人のリハビリのために行なわれたアーチェリーの大会がスタートだったので、スポーツというよりはリハビリの側面が強かった」とパラリンピックの成り立ちを説明した上で、「ここから先もそれでいいのか?」と視聴者に投げかけた。

 五輪の競技は男女でカテゴリー分けをしており、さらに柔道やレスリングでは体重別でクラス分けをしている。この現状を踏まえ、陸上の100メートル走では以下のような部門に分けることを提案した。

「健常者の部、義足の部、車いすの部、視覚障がいの部のように部門を分けて同じ大会にするのは可能だと思うし、むしろそっちの方が自然なのかなと思う」
 
 以前よりはパラリンピックの注目度が上がっていると言う乙武さん。それでも「オリンピックの後に開かれるおまけの大会のような捉えられ方をされる」と残念がり、「オリンピックとパラリンピックを統合して、いつかは1つの大会にしていきたい」と願った。

 現実問題では肥大化するオリンピックにパラリンピックを統合することは難しいと考える乙武さんだが、パラリンピックを別にする意義については議論の余地があるのではと口にしている。

構成●THE DIGEST編集部

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