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格闘技・プロレス

ヤングライオンの大岩陵平&藤田晃生が同日デビュー!「先輩たちを倒して、価値を上げていきたい」【新日本】

どら増田

2021.08.25

時間切れのドローとなった大岩と藤田。デビュー戦から激しい戦いを繰り広げた。(C)新日本プロレス

時間切れのドローとなった大岩と藤田。デビュー戦から激しい戦いを繰り広げた。(C)新日本プロレス

 8月24日、新日本プロレスは『SUMMER STRUGGLE 2021』後楽園ホール大会を開催。オープニングマッチでは、中島佑斗(現在は負傷欠場中)以来のヤングライオンとなる2人の選手、大岩陵平と藤田晃生が同日デビューを果たした。

 近年にはなかった新人選手同士のデビュー戦。今回の後楽園ホール4連戦では、連日10分1本勝負でシングルマッチが行なわれる。海外へ旅立った辻陽太、上村優也の後を継ぐ、ヤングライオンとあって注目が集まっていたが、試合は共に序盤から気合いをムキ出しにし、ベーシックな技で意地をぶつけ合う展開になった。

 終盤、藤田はドロップキックから逆エビ固めを決める。しかし、大岩が耐え抜くと、ここで試合終了のゴング。両者のデビュー戦は10分時間切れで痛み分けに終わった。

 バックステージに現れた大岩は、「今まで新日本プロレスのプロレスラーになるのを目指してここまで来たけど、同期の藤田にも全然敵わなかった」と回顧。「明日こそは絶対勝ってやる!」と大声を張り上げ、最後も「ありがとうございました!」と絶叫した。
 
 一方の藤田は「この新日本プロレスでデビューさせていただいたことに本当に感謝しています」としたうえで、「自分の目標は一番になることなんで、一つでも上を食って、先輩たちを倒して、自分という価値を上げていきたいと思います。ありがとうございました!」とレスラーとしてトップを目指すと誓っていた。

 2人とも体躯には恵まれており、将来はヘビー級戦士としての活躍が期待されるところ。この若きライバルストーリーは、どちらかが新日本マットを去るときまで続いていくはずだ。

大岩陵平(おおいわ・りょうへい)
プロフィール/身長180センチ、体重90キロ。愛知県江南市出身。1998年11月7日生まれの現在22歳。中学時代から、大学時代までアマチュアレスリングの経験があり、2018年にはJOCフリースタイル86キロ級で3位を獲得。20年12月に行なわれた新弟子テストに合格し、21年4月に道場入り。

藤田晃生(ふじた・こうせい)
プロフィール/身長178センチ、体重83キロ。愛媛県新居浜市出身。2002年7月14日生まれの現在19歳。高校3年間はアマチュアレスリングに打ち込み、19年にJOC中国・四国大会80キロ級で優勝。大岩と同じく、20年12月に行なわれた新弟子テストに合格し、21年4月に道場入り。今大会でデビュー戦を迎える。

◆新日本プロレス◆
『SUMMER STRUGGLE 2021』
2021年8月24日
東京・後楽園ホール
観衆 291人
▼大岩陵平・藤田晃生デビュー戦(10分1本勝負)
△大岩陵平(時間切れ引き分け)藤田晃生△

文●どら増田

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