8月29日、ブシロード傘下の女子プロレス団体「スターダム」が、ベルサール汐留で『5 STAR GP 2021 汐留大会』を開催。セミファイナルでは、「マーベラス」のエースである彩羽匠がついに参戦し、ドンナ・デル・モンドの舞華とのシングルマッチに臨んだ。
古巣であるスターダムには7年ぶりの参戦となる彩羽。序盤はブルー・スターズ単独1位の難敵を相手にグラウンドの攻防からスリリングな打撃合戦を繰り広げた。その後、舞華も意地を見せた試合は、互いに譲らない一進一退の攻防戦となった。
決着をつけたのは、“エース”のラッシュだった。ハイキックのコンビネーションから舞華をコーナーに乗せた彩羽は、渾身のランニングスリーを炸裂。これでカウント3をもぎ取って初戦を制した。特大のインパクトを残した彩羽が、スターダムの選手たちにも刺激となったのは間違いない。
試合後のバックステージで彩羽は「ちょっと強がってましたけど、これから遅れを取り戻すためにもしっかり練習を続けて、ほかの選手に圧を加えようかなと思います」とコメント。さらに「マーベラスを背負う、マーベラスのエースだからこそいい結果を楽しみにしていてください。ただのコマではないですよ」と意気込んだ。
「全部シングルは初対決ですが、問題ないです。スターダムにいたときから自分はシングルをたくさんやって、たくさんドローをしてきた女なので。よく小川さんにドロー女って言われてたぐらいなので。新人のときにそれを超えられたので、いまは経験も違いますし、シングル何本こようが、早く決めればいい話ですからね。しんどい試合になりそうだったら。ちょっと今日は楽しみ過ぎました。今度から飛ばしていきたいと思います」
今回は完勝と言っても過言ではない内容だった。だが、「かなりしんどいです」と明かした彩羽は、こう“本音”を漏らした。
「あまり技を出させないようにはしてたんです。けどやっぱり一発が重くて、エルボーでもいま腕が上がらないですね。でも、まあちょっと今回は自分が引き出す余裕というか、絶対これは勝たないとこれ、初戦なのでかっこつかないので。ちょっと自分のよさだけを(笑)正直気持ちに余裕がなかったです。
自分が出るという意味は分かってます。マーベラスのエースをやらせてもらってますから。ここで結果を残さないと。残せる自信がなかったら、経験を積ませるために、たぶん下の子が出てますよ。自分が出たっていう意味をそれでわかってもらえればそれでいい。結果が出せる自信があるということです」
長与千種が作った団体の代表格として、自ら過酷なスターダムのリーグ戦に参戦した彩羽。その生きざまをマーベラスの後輩たちに見せて行きたい思いがある一方で、「女子プロレスの主要タイトルを全部獲って話題をかっさりたい」という自らの野望もある。所属時代に獲れなかった赤いベルトを獲るためにも、このリーグ戦では結果がすべてとなる。
【動画】ついに参戦! 彩羽匠のかっこよすぎるスターダムでの入場シーンはこちら
◆スターダム◆
『5 STAR GP 2021 汐留大会』
2021年8月29日
東京・ベルサール汐留
観衆 365人(満員/コロナ対策限定人数)
▼5 STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦(20分1本勝負)
○彩羽匠【2点】(13分45秒 エビ固め)舞華【7点】●
※ランニングスリー
文●どら増田
古巣であるスターダムには7年ぶりの参戦となる彩羽。序盤はブルー・スターズ単独1位の難敵を相手にグラウンドの攻防からスリリングな打撃合戦を繰り広げた。その後、舞華も意地を見せた試合は、互いに譲らない一進一退の攻防戦となった。
決着をつけたのは、“エース”のラッシュだった。ハイキックのコンビネーションから舞華をコーナーに乗せた彩羽は、渾身のランニングスリーを炸裂。これでカウント3をもぎ取って初戦を制した。特大のインパクトを残した彩羽が、スターダムの選手たちにも刺激となったのは間違いない。
試合後のバックステージで彩羽は「ちょっと強がってましたけど、これから遅れを取り戻すためにもしっかり練習を続けて、ほかの選手に圧を加えようかなと思います」とコメント。さらに「マーベラスを背負う、マーベラスのエースだからこそいい結果を楽しみにしていてください。ただのコマではないですよ」と意気込んだ。
「全部シングルは初対決ですが、問題ないです。スターダムにいたときから自分はシングルをたくさんやって、たくさんドローをしてきた女なので。よく小川さんにドロー女って言われてたぐらいなので。新人のときにそれを超えられたので、いまは経験も違いますし、シングル何本こようが、早く決めればいい話ですからね。しんどい試合になりそうだったら。ちょっと今日は楽しみ過ぎました。今度から飛ばしていきたいと思います」
今回は完勝と言っても過言ではない内容だった。だが、「かなりしんどいです」と明かした彩羽は、こう“本音”を漏らした。
「あまり技を出させないようにはしてたんです。けどやっぱり一発が重くて、エルボーでもいま腕が上がらないですね。でも、まあちょっと今回は自分が引き出す余裕というか、絶対これは勝たないとこれ、初戦なのでかっこつかないので。ちょっと自分のよさだけを(笑)正直気持ちに余裕がなかったです。
自分が出るという意味は分かってます。マーベラスのエースをやらせてもらってますから。ここで結果を残さないと。残せる自信がなかったら、経験を積ませるために、たぶん下の子が出てますよ。自分が出たっていう意味をそれでわかってもらえればそれでいい。結果が出せる自信があるということです」
長与千種が作った団体の代表格として、自ら過酷なスターダムのリーグ戦に参戦した彩羽。その生きざまをマーベラスの後輩たちに見せて行きたい思いがある一方で、「女子プロレスの主要タイトルを全部獲って話題をかっさりたい」という自らの野望もある。所属時代に獲れなかった赤いベルトを獲るためにも、このリーグ戦では結果がすべてとなる。
【動画】ついに参戦! 彩羽匠のかっこよすぎるスターダムでの入場シーンはこちら
◆スターダム◆
『5 STAR GP 2021 汐留大会』
2021年8月29日
東京・ベルサール汐留
観衆 365人(満員/コロナ対策限定人数)
▼5 STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦(20分1本勝負)
○彩羽匠【2点】(13分45秒 エビ固め)舞華【7点】●
※ランニングスリー
文●どら増田