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「スキャンダルで価値が大暴落した」韓国双子姉妹の“悪質いじめ問題”に急展開! ギリシャ移籍が来週中にも成立との 一報が

THE DIGEST編集部

2021.09.19

およそ7か月に渡ってプレーしていないイ・ジェヨン(左)&ダヨン(右)の双子姉妹。ついに海外移籍成立で光明を見出せるか。(C)AFLO

およそ7か月に渡ってプレーしていないイ・ジェヨン(左)&ダヨン(右)の双子姉妹。ついに海外移籍成立で光明を見出せるか。(C)AFLO

 ドロ沼化している移籍問題がいよいよ決着を見るか。

 韓国の全国紙『東亜日報』が「双子姉妹のギリシャ行きは早ければ来週中にも決まる」と銘打った記事を掲載。いじめ騒動で揺れる元韓国女子バレーボール代表、イ・ジェヨン&ダヨン姉妹を巡るトラブルが、新たな展開を迎えたと報じたのだ。

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 ニュースソースはギリシャのメディア『FOS』で、「ビザを含む必要書類の問題は解決した。ふたりは早々にもギリシャに渡るだろう」との速報を受けたもの。現在どのクラブにも所属しておらず、フリートランスファーの身である姉妹。6月にギリシャの強豪PAOKとの契約書にサインはしたが、移籍成立に不可欠な国際移籍証明書の発効を韓国バレーボール協会が拒否し続けているため、姉妹はギリシャ当局からの労働ビザを得られず、いまだ韓国国内に足止めされている。

 韓国協会は「国内で大きなトラブルを抱えている選手を海外に移籍させることはできない。2選手は被害者に対してまずは真摯な謝罪をするべきで、この問題を解決する必要がある」としている。まさに堂々巡りで事態が硬直化するなか、一日でも早く移籍を成立させたいPAOKには一縷の望みがあった。国際バレーボール連盟が認可すれば、韓国協会の証明書を待たずとも姉妹を獲得できるという特例だ。

『FOS』のステファノス・レモニディス記者によると、どうやらその目途が立ったという。

「PAOKはふたり合わせて9万5000ドル(約1000万円)の契約書にサインをし、韓国協会からの連絡を待っていたが、いつまで待っても音沙汰がない。韓国で選手たちが起こした問題への罰が燻っているのだ。だが、もはや韓国協会の同意は必要ない。PAOKは移籍成立に前進することになった」
 
 そう断言したレモニディス記者は「PAOKにとっては実においしい話だ。なにせ韓国でのスキャンダルによって、両選手の価値が大暴落した。本来なら最低でもひとり20万ユーロ(約2500万円)のサラリーを提示すべきところ、4万ユーロ(約500万円)で雇えるのだから。クラブは是が非でも成立させたいはずだ」と書き添えている。

 PAOK側は姉妹による過去のいじめ行為については不問で、純粋にプレーヤーとしての能力を評価して獲得に踏み切ったと説明している。
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