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格闘技・プロレス

「今のままでは倒すチャンスはない!」鉄腕タイソンがフューリー撃破を狙うワイルダーに金言「過ちを受け入れて這い上がれ」

THE DIGEST編集部

2021.10.03

かつてヘビー級最強の座に君臨したタイソン(右)が、ワイルダー(左)にメッセージを送った。(C)Getty Images

かつてヘビー級最強の座に君臨したタイソン(右)が、ワイルダー(左)にメッセージを送った。(C)Getty Images

 文字通りのビッグマッチが迫っている。来る10月9日にアメリカ・ラスベガスで開催されるタイソン・フューリー(イギリス)とデオンテイ・ワイルダー(アメリカ)によるWBC世界ヘビー級タイトルマッチだ。

 ふたりが拳を交えるのは今回が3度目である。3年前にロサンゼルスで迎えた初対戦を引き分けた両雄は、昨年2月に「世紀の大戦」と謳われて2度目の激突。この時は、同ベルトを保持していたワイルダーがフューリーに7回TKOで完敗していた。

 両者にとって重要な意味を持つ一戦だ。ヘビー級統一を目指すフューリーは、因縁の相手との完全決着を、かたやワイルダーは王座奪還だけでなくキャリア初黒星を喫した前回対戦の雪辱を果たしたいところだろう。

 世界中の熱視線を浴びるバウトに対して、興味深い持論を展開する男がいる。元WBA・WBC・IBF世界ヘビー級統一王者のマイク・タイソンだ。かつてボクシング史上最強と称された鉄腕は、アメリカ版『Yahoo Sports』の取材で勝敗を問われ、次のように私見を述べた。

「ワイルダーはかつての俺も持っていたようなエネルギーを持っているが、自分の過ちを受け入れなければいけない。『俺はすべてを台無しにした。最高の男が勝ったんだ』と認め、いちから這い上がることができなければいけないんだ」

 タイソンがプロキャリア初黒星を転機に、スターの座から転げ落ちていったのは周知の通りだ。1990年2月に東京ドームで行なわれたジェームズ・ダグラス戦で敗れたハードパンチャーは、その後一度は王座に返り咲くも、すぐさま陥落。以降はリング外のトラブルが絶えずに、全盛期のキレ味を失っていった。
 
 ゆえに「俺ほどエゴにとらわれた人間はいないだろう」と主張するタイソンは、「俺たちは負けた時には言い訳を探して、『別に負けていない。何か間違いがあったに違いない』などと言い放つ。でも、そうした喪失は学びのひとつなんだと認識しなきゃいけない」と続け、ワイルダーにメッセージを送った。

「あいつが勝つためには、何よりも自分を打ち負かす必要がある。プレッシャーのある今のキャリア、この瞬間こそが、あいつにとって最大の敵なんだ。もしも自分に打ち勝てなければ、今のワイルダーにフューリーを倒すチャンスはない」

 この重鎮の言葉は、「あいつをぶちのめしたいだけだ」とフューリー撃破に鼻息を荒くするワイルダーの耳に届くだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】衝撃のヒット! フューリーがワイルダーを打ちのめした瞬間のシーン
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