日本ゴルフ界のヒーロー、松山英樹(LEXUS)が、母国での会心のパフォーマンスで、圧巻の優勝を果たした。
【動画】松山が「GO!」と絶叫! 18番で披露した会心のスーパーショットをチェック
10月24日にアコーディア習志野CC(パー70、7041ヤード)で行なわれた日本開催のアメリカツアー「ZOZOチャンピオンシップ」の最終ラウンドで、松山は今年4月のマスターズ以来となる同ツアー7勝目をマークした。
2位と1打差の単独首位で最終日をスタートした松山。一時はキャメロン・トリンゲール(アメリカ)と1打差の2位に後退するも、11番で難しいラインを読み切った長いバーディーパットを沈め、さらに13番でもバーディーを奪取。これでふたたび単独首位に浮上すると、その後は安定したパフォーマンスを披露して、最終18番では見事2オンに成功。結局、2位に5打差をつける通算15アンダーで大会を制覇した。
試合後のフラッシュインタビューで「状態が本当に良くなかった」と振り返った松山。凱旋優勝については、「多くのギャラリーが(自分を)応援してくれていることが、一番の強みだと思った。それをうまく自分の力に変えることができた」と喜んだ。
2年前にマスターズを制して、この大会も勝ち取ったタイガー・ウッズを彷彿とさせる圧巻のゴルフを披露した。そんな松山の凱旋優勝には、海外メディアからも賛辞が相次いでいる。
スペイン紙『Marca』は、「3か月前の東京オリンピックで最も望まれたメダル(金メダル)を掴めなかったヒデキ・マツヤマは、ようやく母国・日本でメジャー制覇を果たした」と紹介。そのうえで「強き日本人は最後にはトリンゲールを突き放し、タイガー・ウッズの功績を辿った」と絶賛した。
また、イタリア紙『OA Sport』は「偉大なる日本人であるマツヤマの勝利は、新型コロナウイルスの長きにわたるパンデミックの問題からPGAツアーが日本に戻ったことを強く印象付けた」と称賛し、後半戦に繰り広げられたトリンゲールとの攻防を、こう振り返った。
「一番のライバルとなったアメリカ人のキャメロン・トリンゲールは、最後の2ホールでいくつかのミスを犯して2位に甘んじた。一方でマツヤマはトーナメントの最も美しいショットを決めるなど、この4日間で15アンダーと安定していた。彼は間違いなく世界のトップ10に入る実力がある。そして、そうなる日はとても近い」
この先のさらなる上位進出を狙ううえでも重要な勝利を掴んだ松山。「アジア人の最多がK.J.チョイさんの8勝。丸山(茂樹)さんからも早くそこを抜いてくれと言われていたので、早くできるように頑張りたいと思います」と意気込む29歳から、ますます目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】松山が「GO!」と絶叫! 18番で披露した会心のスーパーショットをチェック
10月24日にアコーディア習志野CC(パー70、7041ヤード)で行なわれた日本開催のアメリカツアー「ZOZOチャンピオンシップ」の最終ラウンドで、松山は今年4月のマスターズ以来となる同ツアー7勝目をマークした。
2位と1打差の単独首位で最終日をスタートした松山。一時はキャメロン・トリンゲール(アメリカ)と1打差の2位に後退するも、11番で難しいラインを読み切った長いバーディーパットを沈め、さらに13番でもバーディーを奪取。これでふたたび単独首位に浮上すると、その後は安定したパフォーマンスを披露して、最終18番では見事2オンに成功。結局、2位に5打差をつける通算15アンダーで大会を制覇した。
試合後のフラッシュインタビューで「状態が本当に良くなかった」と振り返った松山。凱旋優勝については、「多くのギャラリーが(自分を)応援してくれていることが、一番の強みだと思った。それをうまく自分の力に変えることができた」と喜んだ。
2年前にマスターズを制して、この大会も勝ち取ったタイガー・ウッズを彷彿とさせる圧巻のゴルフを披露した。そんな松山の凱旋優勝には、海外メディアからも賛辞が相次いでいる。
スペイン紙『Marca』は、「3か月前の東京オリンピックで最も望まれたメダル(金メダル)を掴めなかったヒデキ・マツヤマは、ようやく母国・日本でメジャー制覇を果たした」と紹介。そのうえで「強き日本人は最後にはトリンゲールを突き放し、タイガー・ウッズの功績を辿った」と絶賛した。
また、イタリア紙『OA Sport』は「偉大なる日本人であるマツヤマの勝利は、新型コロナウイルスの長きにわたるパンデミックの問題からPGAツアーが日本に戻ったことを強く印象付けた」と称賛し、後半戦に繰り広げられたトリンゲールとの攻防を、こう振り返った。
「一番のライバルとなったアメリカ人のキャメロン・トリンゲールは、最後の2ホールでいくつかのミスを犯して2位に甘んじた。一方でマツヤマはトーナメントの最も美しいショットを決めるなど、この4日間で15アンダーと安定していた。彼は間違いなく世界のトップ10に入る実力がある。そして、そうなる日はとても近い」
この先のさらなる上位進出を狙ううえでも重要な勝利を掴んだ松山。「アジア人の最多がK.J.チョイさんの8勝。丸山(茂樹)さんからも早くそこを抜いてくれと言われていたので、早くできるように頑張りたいと思います」と意気込む29歳から、ますます目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部