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「大きな差を詰めた!」高梨沙羅、逆転でのラージヒル初代女王に海外メディアが賛辞「LHでも日本国内女王の座に君臨」

THE DIGEST編集部

2021.10.25

全日本選手権で2冠と順調な滑り出しを見せた高梨を海外メディアも評価している。(C)Getty Images

全日本選手権で2冠と順調な滑り出しを見せた高梨を海外メディアも評価している。(C)Getty Images

 札幌市・大倉山ジャンプ競技場にて、開催された『全日本スキー選手権』。今大会から新設された女子のラージヒル(ヒルサイズ=HS137メートル/K点123メートル)で、平昌五輪銅メダリストの高梨沙羅が2本目に最長不倒129.5メートルをマークし、逆転優勝を果たした。

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 2日前にはノーマルヒル優勝で北京五輪イヤーの幕開けを告げた25歳。初代女王を目指した、この日1本目は115メートルでトップの伊藤有希とは14.5点差の2位につけた。続く2本目は、不利な追い風ながらK点越える129.5メートルの大ジャンプを披露。合計235・5点で逆転となったのだ。
 
 開幕2連勝と絶好調の日本のエースには海外からも熱視線が送られており、ポーランド専門メディア『Skoki Polska』は、「1回目115メートルで2位と出遅れたサラ・タカナシが勝利を手にした」と活躍を取り上げ、史上初めての5連覇を達成したノーマルヒルに続き、「タカナシが大きな差を詰めて、ラージヒルでも日本国内女王の座に君臨したことを意味する」と評した。

 10月30日に札幌市で行なわれる『UHB杯』に出場後、W杯で世界を転戦する予定の25歳。宿敵マーレン・ルンビ(ノルウェー)が欠場を表明する今季、日本のエースとしてどの様なパフォーマンスを見せてくれるか。悲願の五輪チャンピオンへ向け視界は良好だ。

構成●THE DIGEST編集部

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