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「謝罪攻勢を中止せよ!」故意衝突が疑われる韓国代表選手の“執拗な電話&メール”が発覚!「彼女は精神的にマイっている」

THE DIGEST編集部

2021.10.30

平昌五輪時の言動が次々と暴露されているシム・ソクヒ。はたして真実はどこにあるのか。(C)Getty Images

平昌五輪時の言動が次々と暴露されているシム・ソクヒ。はたして真実はどこにあるのか。(C)Getty Images

 目下、韓国スポーツ界を揺るがしているのが、女子スケートショートトラックを巡る一大スキャンダルだ。
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 渦中の人物は、平昌五輪の女子ショートトラック・3000メートルリレーで金メダルを獲得した韓国代表、シム・ソクヒ。2018年1月に、当時コーチだったチョ・ジェボム氏から約3年間に渡って性的暴行を受けていた事実を告発し、一時は悲劇のヒロインとして認知された人物である。

 潮目が変わったのは、今月上旬だ。まず、先の第二審で懲役13年を言い渡された元コーチが報復とも取れる暴露に打って出て、自分が関与した八百長にシム・ソクヒも絡んでいたと明かした。2016年のワールドカップと2017年の冬季アジア大会において、最大のライバルであるチェ・ミンジョンに圧力を掛け、同じレースに参戦させないなど工作。信憑性は定かでないが、実際にチェ・ミンジョンの出場辞退なども影響してか、シム・ソクヒは金メダルを獲得した。

 さらにシム・ソクヒが平昌五輪時、代表チームの同僚たちを誹謗中傷するメッセージ(カカオトーク)がすっぱ抜かれる。他の選手が競技している最中、ひとりのコーチに向けて「狂っている」「彼女は病気だから」「インタビューがゴミ」「人間性が出ているよ」など辛辣な言葉を並べ立て、その内容がネット上で拡散するに至った。
 
 悲劇のヒロインから疑惑のヒールへ。決定打となったのが、平昌五輪女子1000メートルで起こった一大事件だ。同競技で金メダルを争ったシム・ソクヒとチェ・ミンジョンは衝突してしまい、前者は失格、後者は5位となったがともにメダルを逃した。それが、シムによる故意の衝突が原因だったというのだ。こちらに関してもコーチとのメールのやりとりが暴露され、窮地に立たされている。

 事態を重く見た韓国スケート競技連盟は、調査結果が出るまでシム・ソクヒを代表チームから除外すると発表。10月28日に第1回調査委員会を開き、年内決着を目ざすと公表した。シム・ソクヒにとっては痛恨だ。開幕したワールドカップの連戦はおろか、すでに代表権を得ている北京五輪の出場にも赤信号が灯りつつある。
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