日本人の父とフィリピン人の母を持つ女子ゴルファー笹生優花が、日本国籍を選択したことを明かした。これまで2つの国籍を保持していた弱冠二十歳の新鋭は、今夏の東京五輪にはフィリピン代表として出場していた。
米国女子ツアーを主戦とする笹生は、11月4日に開幕する『TOTOジャパンクラシック』に参戦予定だ。国内女子ツアーは5月の『中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン』以来、約5か月ぶりとなる。
そんな久々の国内ツアーに向けた会見で、日本の国籍法に従い国籍の選択を迫られた20歳は、「フィリピンでは二重(国籍)でも全然問題ない。選ばなければならないのは日本のルール」と説明したうえで、「自分はいつ日本に変えようとか、あまり深く考えたことが無かったですが、いずれかは日本の国籍を選ぶだろうなと思っていた」と内に秘めた想いを口にした。
結果的に父の母国を選んだ笹生。しかし「どっちを選ぼうと日本人でもあるし、フィリピン人でもあるので」と考えは大きく変わらないようだ。
一方でフィリピンでは小さくない波紋が広がっている。6月の『全米女子オープン』を初制覇した期待のゴルファーを手放すことに地元紙『Philippine Star』のルイサ・モラレス記者は、「誰が彼女を責めることができる?」と問いかけながらも、「ユウカのような偉大なアスリートを失い、凄くガッカリしている」と嘆いた。
今大会後にはふたたびアメリカへ渡り、現地時間11月11日からフロリダ州で行なわれる『ペリカン女子選手権』に出場を予定する笹生。日本を代表するゴルファーへの成長を期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
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米国女子ツアーを主戦とする笹生は、11月4日に開幕する『TOTOジャパンクラシック』に参戦予定だ。国内女子ツアーは5月の『中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン』以来、約5か月ぶりとなる。
そんな久々の国内ツアーに向けた会見で、日本の国籍法に従い国籍の選択を迫られた20歳は、「フィリピンでは二重(国籍)でも全然問題ない。選ばなければならないのは日本のルール」と説明したうえで、「自分はいつ日本に変えようとか、あまり深く考えたことが無かったですが、いずれかは日本の国籍を選ぶだろうなと思っていた」と内に秘めた想いを口にした。
結果的に父の母国を選んだ笹生。しかし「どっちを選ぼうと日本人でもあるし、フィリピン人でもあるので」と考えは大きく変わらないようだ。
一方でフィリピンでは小さくない波紋が広がっている。6月の『全米女子オープン』を初制覇した期待のゴルファーを手放すことに地元紙『Philippine Star』のルイサ・モラレス記者は、「誰が彼女を責めることができる?」と問いかけながらも、「ユウカのような偉大なアスリートを失い、凄くガッカリしている」と嘆いた。
今大会後にはふたたびアメリカへ渡り、現地時間11月11日からフロリダ州で行なわれる『ペリカン女子選手権』に出場を予定する笹生。日本を代表するゴルファーへの成長を期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
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