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新プロ披露のシェルバコワが女子SP首位発進! TOP3をロシア勢が独占、樋口は6位【フィギュアGPフランス大会】

THE DIGEST編集部

2021.11.20

ダークな世界観を表現したシェルバコワ。初披露ながら危なげない演技で魅了した。(C)International Skating Union (ISU)

 現地時間11月19日、フランス・グルノーブルでグランプリ(GP)シリーズ第5戦フランス大会が開幕。初日に行なわれた女子シングルのショートプログラム(SP)に、日本から樋口新葉、横井ゆは菜が参加した。

 横井は冒頭のダブルアクセルは着氷したが、続く3回転フリップで着氷が乱れ、3回転ルッツで転倒。52・32点でSPを終えた。演技後は「ミスは良くなかったが、今日はできることに集中できた。フリーも失敗するかもしれないけれど、それが気にならないくらいの演技で締めくくれたら」と語った。

 また、樋口は63・87点とし、6位で折り返した。冒頭のトリプルアクセルがシングルアクセルになるというミスはあったが、3回転ループ+トゥループ、3回転フリップを着氷し、ステップシークエンスを含めて情感たっぷりの演技を披露。演技を終えた後は、「今日のミスを引きずらないように、フリーを完璧にこなして終わりたい」と意気込んだ。

【動画】シェルバコワがSPで披露した、両手上げ3回転フリップ! 軽々とランディング
 SP首位に立ったのはロシアの17歳、アンナ・シェルバコワ。11月上旬に開催されたGPイタリア大会からプログラムを変更し、黒を基調とした衣装でイノン・ツゥール作曲の『Dangerous Affairs/Total View』を舞った。始終落ち着いた演技でダブルアクセル、両手上げの3回転フリップ、両手上げの3回転ルッツ+3回転トゥループを決め、77・94点を獲得している。

 演技後は「新プログラムを始めて滑ったので少し緊張した。小さなミスがたくさんあったけれど、今日は全体としては問題なかった。プログラムを変えることは前のGPシリーズの後に決めた」と胸を張った。

 続く2位は76・44点でロシアのアリョーナ・コストルナヤ。ダブルアクセル、3回転ルッツ、3回転フリップ+両手上げ3回転トゥループを着氷し、伸びやかなスケーティングを披露した。そして3位にもロシア勢の17歳、クセニア・シニツィナが入った。ダブルアクセル、3回転フリップ、3回転ルッツ+トゥループを決め、69・89点を獲得している。

 翌20日にはフリースケーティングが行なわれる。横井は第1グループの1番滑走、樋口は最終グループの1番手、6番滑走で登場する。

構成●THE DIGEST編集部

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