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フィギュア女子、樋口新葉が3Aを着氷し3位! 優勝はイタリア大会に続きロシアの17歳シェルバコワ【GPフランス大会】

THE DIGEST編集部

2021.11.20

優勝はシェルバコワ(中央)。コストルナヤ(右)が2位、樋口(左)が3位に入り、表彰台へ。(C)International Skating Union (ISU)

 11月19日から開催されているフィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦フランス大会が2日目を迎え、女子のフリースケーティング(FS)が行なわれた。

 優勝は、SP77・94点で首位に立ったロシアの17歳、アンナ・シェルバコワ。フリー冒頭に予定していた4回転ルッツを踏み切る際に転倒して丸ごとジャンプ要素が飛ぶというミスがあったが、すぐに立て直し、直後に4回転フリップを着氷。

 その後、3回転フリップ+トゥループ、ダブルアクセルを決め、後半に両手上げの3回転ルッツ+ループ、3回転フリップ(アテンション)+オイラー+3回転サルコー、3回転ルッツを降りた。結果、FS151・75点を獲得。総合229・69点で、イタリア大会に続く連覇を達成。GPファイナル行きを決めている。

 2位は、SP76・44点で2位につけていたロシアのアリョーナ・コストルナヤ。冒頭のトリプルアクセルは転倒したが、その後の要素を手堅くまとめた。3回転ルッツ、3回転ループ、ダブルアクセル、後半に両手上げの3回転フリップ+トゥループ、3回転フリップ+オイラー+3回転サルコー、3回転ルッツ+2回転トゥループを決め、FS145・41点、総合221・85点を獲得し。銀メダルを手にしている。
 
 そして、続く3位には、SP6位だった日本の樋口新葉が入った。最終グループ一番手で登場すると、冒頭で回転不足はついたもののトリプルアクセルを着氷し、続く3回転ルッツ+トゥループを決めた。

 さらに3回転サルコー、ダブルアクセル、3回転ルッツ+トゥループ(回転不足)+2回転トゥループ、3回転ループ+2回転トゥループ、エッジエラーがついたが3回転フリップを降りた。FS141・04点、総合204・91点でシーズンベストおよび、フリーの自己最高を更新している。

 日本勢の横井ゆは菜は、ダブルアクセルや3回転サルコー+トゥループ+2回転トゥループなどを着氷し、FS124・61点、総合176・93点。最終順位を9位で終えている。

 第6戦の舞台はロシアで、来週末に開催される。女子シングルでは日本から松生理乃が参加。現地ロシアからはエリザベータ・トゥクタミシェワ、カミラ・ワリエワが参戦する予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

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