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格闘技・プロレス

「“日本の怪物”が追い出された」井上尚弥、米老舗誌のPFPランクでTOP3から陥落!海外メディアも驚嘆

THE DIGEST編集部

2021.11.24

ボクシング界の権威とされる『Ring』誌のPFPランクでTOP3から落ちた井上。それは実に2年ぶりの出来事だった。(C)Getty Images

ボクシング界の権威とされる『Ring』誌のPFPランクでTOP3から落ちた井上。それは実に2年ぶりの出来事だった。(C)Getty Images

 12月の勝負に向けて気になるランキングが発表された。現地時間11月23日、米ボクシング誌『The Ring』は、全階級のボクサーを格付けしたパウンド・フォー・パウンド(PFP)の最新版を発表。WBAスーパー&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)を4位に選んだ。
【動画】世界を驚かせた渾身のヘッドショット! 井上尚弥のKOシーンをチェック

 体重差などあらゆる条件を均等にして戦った場合に、いったい誰が最強なのか。それを格付けするPFPは、様々なメディアで展開されている。そのなかでも最も権威があるとされているのが、「ボクシング界のバイブル」とされる同誌のランキングだ。

 そんな栄えあるPFPでこれまでTOP3に入っていた井上。だが、今回は今月20日に元WBC&IBF同級王者ショーン・ポーター(米国)に10回TKO勝ちを収め、5度目の防衛に成功したWBO世界ウェルター級王者テレンス・クロフォード(米国)と入れ替わる形で後退となった。

 そのほか、2位には今年9月に世界3団体ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(英国)を判定で下したオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)が浮上。1位は4階級制覇王者となったカネロことサウル・アルバレス(メキシコ)のまま変動はなかった。
 
 このランキング発表に対しては海外メディアも反応。日夜、各国のボクシング情報を発信しているインドネシアの日刊紙『Pontianak Tribunnews』は、「誰もが認める真のチャンプとなったカネロは不動の地位を築いている」と、メキシコの英雄を称えたうえで、こう続けた。

「ただTOP3には動きがあった。3位にはショーン・ポーターを首尾よくTKOで破ったテレンス・クロフォードがのし上がり、“日本の怪物”であるナオヤ・イノウエはTOP3の座から追い出された」

 同ランキングでは、およそ2年ぶりのTOP3からの陥落となった井上。来る12月14日に両国国技館での開催が予定されているWBA8位・IBF5位アラン・ディパエン(タイ)との防衛戦では、ド派手な勝利で、ふたたびリング誌の考えを改めさせたいところだ。

 以下はリング誌の最新PFP。

1位 サウル・アルバレス(メキシコ/スーパーミドル級)
2位 オレクサンドル・ウシク(ウクライナ/ヘビー級)
3位 テレンス・クロフォード(米国/ウェルター級)
4位 井上尚弥(日本/バンタム級)
5位 ジョシュ・テイラー(英国/スーパーライト級)
6位 エロール・スペンスJr.(米国/ウェルター級)
7位 テオフィモ・ロペス(米国/ライト級)
8位 ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ/スーパーフライ級)
9位 ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ/ライト級)
10位 井岡一翔(日本/スーパーフライ級)

構成●THE DIGEST編集部

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