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「あと一歩が本当に遠い壁でした」張本智和/早田ひなが中国ペアに完敗。混合ダブルスで日本勢2大会連続の銀メダル

THE DIGEST編集部

2021.11.29

中国ペアにストレートの完敗を喫した早田(左)と張本(右)。(C)Getty Images

 現地時間11月28日、アメリカのヒューストンで行なわれている世界卓球は大会6日目を迎え、混合ダブルス決勝で、日本の張本智和/早田ひなペアが中国の王楚欽/孫穎莎ペアと激突した。

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 11月の代表合宿から練習を開始し、はやくも今大会で快進撃を見せてきた"はりひな"ペア。同日の準決勝でチャン・リリー/林高遠(アメリカ/中国)の国際ペアをフルゲームの末に撃破し、金メダルがかかる一戦にも大きな期待が向けられていた。

 しかし、試合は序盤から王/孫がラリーの主導権を握り、7ポイント連取で滑り出す圧巻の立ち上がり。そのまま第1ゲームを2-11で先取され、第2ゲームも5-11と日本ペアは思うようにペースを掴ませてもらえない。第3ゲームの最後まで食い下がるも8-11と圧倒され、ゲームカウント0-3の完敗を喫した。
 
 試合後にインタビューに応じた張本は「なんとか決勝まで来られたんですけど、あと一歩が本当に遠い壁でした」と率直な胸中をコメント。そして早田も「この舞台で張本選手と中国人選手と戦うことができて幸せでした。2位でしたけど自分たちは満足いく結果だったかなと思います」と振り返っている。

 完敗ながらも、ともに世界選手権で初の表彰台に立ったふたり。同種目の日本勢としては2019年大会の吉村真晴/石川佳純ペアに続く、2大会連続の銀メダル獲得となった。なお、早田は伊藤美誠との女子ダブルスで決勝に進出しており、29日に行なわれる孫穎莎/王曼昱(中国)との頂上決戦にも注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部
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