専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
格闘技・プロレス

林下詩美と朱里の因縁対決は“二冠”を争う頂上決戦に!「2021年女子プロレス最高の最終戦やろうよ」【スターダム】

どら増田

2021.12.13

詩美(左)と朱里(右)。ともに“赤いベルト”を巡って激闘を繰り広げてきたふたりは、ついに最終決戦の時を迎える。写真:徳原隆元

詩美(左)と朱里(右)。ともに“赤いベルト”を巡って激闘を繰り広げてきたふたりは、ついに最終決戦の時を迎える。写真:徳原隆元

 12月12日、ブシロード傘下の女子プロレス団体「スターダム」は、『STARDOM YEAR END FAN MEETING ~DAY 試合~』をベルサール高田馬場で開催。メインイベントでは、両国前哨戦として赤いベルトことワンダー・オブ・スターダム王者の林下詩美と、白いベルトことワンダー・オブ・スターダム王者の中野たむがチャンピオンタッグを結成し、12.29東京・両国国技館大会で赤いベルトに挑戦するSWA世界王者の朱里と、白いベルトに挑戦する上谷沙弥のチャレンジャータッグが対決した。

 ユニットを越えたタッグ対決は白熱。最後は詩美が上谷にラリアットを決めてから、渾身のハイジャックボムでカウント3を奪取。チャンピオンタッグが年末の大一番に向けた前哨戦を制している。

 試合後にリング上で、「きょうの前哨戦、最高に有意義な時間にさせてもらいましたよ」と語った詩美に対して、朱里は「林下詩美、12月29日両国まで、もうウチらは対戦する試合はない。私は、このSWAを懸けて二冠戦がやりたい。勝てば、ベルトは2つ。オマエが負ければ、無冠で年を越す。どうだ?」とダブルタイトルマッチを提案。これに「臨むとこだよ、やってやるよ! 二冠戦。2つのベルトを懸けて、2021年女子プロレス最高の最終戦やろうよ」と受諾した王者は、朱里との鋭い視殺戦を繰り広げた。

 バックステージでも詩美は、「前哨戦、この最高の赤い女王・林下詩美がしっかり勝ってみせました。このまま29日、最終戦も私が赤いベルト、そして上谷が白いベルトを取って2人で赤白タッグで今年を締めたいと思っています」と強調。これにたむが「いや、そうはさせません」と反論。続けざまに「私が白いベルトを守って、詩美、アンタが赤いベルト守ったら、赤のプライドと白のプライド懸けて、試合したいと思ってるよ」と挑発した。
 
 無論、自信満々の詩美は、「いいよ。オマエのそのずっと白いベルトが一番だってことがムカついてたんだよ。年末、その白いベルトと赤いベルトを守って、ずっと気に食わなかったオマエと、赤白懸けてやってやるよ」と、たむとの将来的な対戦も匂わせた。

 一方、二冠戦を提案した朱里は、「12月29日両国は私が必ず赤いベルトをつかみ取ってみせます。3度目なんですが、絶対にこの私が赤いベルトをつかみ取ります。そして、このSWA、このベルトも懸けて二冠戦でやりたいと思ってます」と必勝を宣言した。

 あらゆるところ火花が散った2021年のスターダムもいよいよ大詰め。檜舞台である両国国技館が見えてきた。

◆スターダム◆
『STARDOM YEAR END FAN MEETING ~DAY 試合~』
2021年12月12日
東京・ベルサール高田馬場
観衆 351人(コロナ対策限定人数)
▼両国前哨戦(30分1本勝負)
○林下詩美&中野たむ(22分07秒 片エビ固め)朱里&上谷沙弥●
※ハイジャックボム

文●どら増田

【動画】冬の寒さを吹き飛ばすバチバチの視殺戦! 詩美vs朱里のヒートアップシーンをチェック
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号