F1最終戦のアブダビ・グランプリで、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は4位フィニッシュを飾り、ルーキーイヤーを良い形で締めくくることに成功した。
フリー走行から好調を維持し、予選ではQ2をミディアムタイヤで初通過、Q3ではトラックリミットで抹消されたものの好タイムを計測して決勝に期待を持たせたルーキーは、それに応える形でヴァルテリ・ボッタスを抜く好スタートを切った後、安定したドライビングで順位を上げる。セーフティーカーランが解除されたラストラップで4位に浮上、3位(カルロス・サインツ)とはわずか0.5秒差という、表彰台も狙える位置でレースを終えた。
今季のベストリザルトを残し、12ポイントを積み上げての通算32ポイント(ドライバーズランキング14位)でF1での1年目を終えた角田。結果、内容の伴った、まさに今季の集大成とも言えるレースを披露した21歳の日本人ドライバーに対して、今回は各国のモータースポーツ専門メディアも賛辞を惜しまず、10点満点の採点でも軒並み高い数字が並んだ。
英国の『THE RACE』は全体で2番目に高い「9」を与え、寸評では「予選Q2ではメルセデス以外でミディアムタイヤを履いて最高のタイムを記録した唯一のドライバーであり、初めてガスリーを上回った。決勝ではセーフティーカーランが解除された後、ヴァルテリ・ボッタスを抜いてキャリアハイの4位の座を獲得。これまでで最も完成度の高い週末であり、最高潮の状態でフィニッシュを迎えた」と、ポジティブに週末を振り返っている。
英国の『planetf1』はなんと、サインツと並んで「10」の満点評価! 「ツノダは厳しい1年を過ごしたが、シーズン最高の週末を楽しんだ後、ルーキーイヤーは盛況のうちに幕を閉じた。今季初めて、彼はアルファタウリの中で一番速く、全セッションでチームメイトを凌駕。決勝のレース再開後のラストラップでは、冷静さを維持してベストリザルトを達成した。来季もこのエキサイティングなドライバーは、同じような好パフォーマンスを見せてくれるだろう」と称賛し、来季にも期待を寄せた。
同じく満点「10」としたのは、英国の『CRASH』で、ハミルトン、サインツと同等の評価。
「キャリア最高の週末。予選では、メルセデス勢以外で唯一、ミディアムタイヤでQ3進出を果たした。スタートでボッタスを抜き、ピット戦略で後塵を拝するも、セーフティーカーの出動とともにソフトタイヤに履き替え、レース再開後、ターン6でフェルスタッペンばりの追い抜きを見せた」と、寸評もポジティブな内容に終始している。
『F1i.com』はセルジオ・ペレス(レッドブル)と並んでの全体2番目となる「9」で、「シーズン前、そして開幕戦のバーレーンGPで印象的なパフォーマンスを見せるも、その後は少し悲惨な時期を送り、初期の良いフォームを再発見できずに終わるかと思われたが、幸いにもシーズンの終了に彼は間に合った。決勝では、表彰台(3位のサインツ)までわずか0.5秒という意地でチェッカー。日本人ドライバーにとっての印象的なフィニッシュであり、2022年に向けても期待を持たせることとなった」と、ルーキーを称賛した。
そしてオランダの『GPBLOG』は「今季、最初(バーレーンGP)と最後(アブダビGP)を見た者なら誰でも、ツノダをワールドクラスのタレントだと思うだろう。この日本人ドライバーは有望な存在だが、F1で次のステップに進むためには、年間の成績をもっと良くする必要がある」と課題も提示したが、採点はこちらも全体2番目の「9」で、サインツ、ペレスと並んでいる。
構成●THE DIGEST編集部
【関連動画】自己最高の4位フィニッシュを飾った角田裕毅のオンボードカメラ映像
フリー走行から好調を維持し、予選ではQ2をミディアムタイヤで初通過、Q3ではトラックリミットで抹消されたものの好タイムを計測して決勝に期待を持たせたルーキーは、それに応える形でヴァルテリ・ボッタスを抜く好スタートを切った後、安定したドライビングで順位を上げる。セーフティーカーランが解除されたラストラップで4位に浮上、3位(カルロス・サインツ)とはわずか0.5秒差という、表彰台も狙える位置でレースを終えた。
今季のベストリザルトを残し、12ポイントを積み上げての通算32ポイント(ドライバーズランキング14位)でF1での1年目を終えた角田。結果、内容の伴った、まさに今季の集大成とも言えるレースを披露した21歳の日本人ドライバーに対して、今回は各国のモータースポーツ専門メディアも賛辞を惜しまず、10点満点の採点でも軒並み高い数字が並んだ。
英国の『THE RACE』は全体で2番目に高い「9」を与え、寸評では「予選Q2ではメルセデス以外でミディアムタイヤを履いて最高のタイムを記録した唯一のドライバーであり、初めてガスリーを上回った。決勝ではセーフティーカーランが解除された後、ヴァルテリ・ボッタスを抜いてキャリアハイの4位の座を獲得。これまでで最も完成度の高い週末であり、最高潮の状態でフィニッシュを迎えた」と、ポジティブに週末を振り返っている。
英国の『planetf1』はなんと、サインツと並んで「10」の満点評価! 「ツノダは厳しい1年を過ごしたが、シーズン最高の週末を楽しんだ後、ルーキーイヤーは盛況のうちに幕を閉じた。今季初めて、彼はアルファタウリの中で一番速く、全セッションでチームメイトを凌駕。決勝のレース再開後のラストラップでは、冷静さを維持してベストリザルトを達成した。来季もこのエキサイティングなドライバーは、同じような好パフォーマンスを見せてくれるだろう」と称賛し、来季にも期待を寄せた。
同じく満点「10」としたのは、英国の『CRASH』で、ハミルトン、サインツと同等の評価。
「キャリア最高の週末。予選では、メルセデス勢以外で唯一、ミディアムタイヤでQ3進出を果たした。スタートでボッタスを抜き、ピット戦略で後塵を拝するも、セーフティーカーの出動とともにソフトタイヤに履き替え、レース再開後、ターン6でフェルスタッペンばりの追い抜きを見せた」と、寸評もポジティブな内容に終始している。
『F1i.com』はセルジオ・ペレス(レッドブル)と並んでの全体2番目となる「9」で、「シーズン前、そして開幕戦のバーレーンGPで印象的なパフォーマンスを見せるも、その後は少し悲惨な時期を送り、初期の良いフォームを再発見できずに終わるかと思われたが、幸いにもシーズンの終了に彼は間に合った。決勝では、表彰台(3位のサインツ)までわずか0.5秒という意地でチェッカー。日本人ドライバーにとっての印象的なフィニッシュであり、2022年に向けても期待を持たせることとなった」と、ルーキーを称賛した。
そしてオランダの『GPBLOG』は「今季、最初(バーレーンGP)と最後(アブダビGP)を見た者なら誰でも、ツノダをワールドクラスのタレントだと思うだろう。この日本人ドライバーは有望な存在だが、F1で次のステップに進むためには、年間の成績をもっと良くする必要がある」と課題も提示したが、採点はこちらも全体2番目の「9」で、サインツ、ペレスと並んでいる。
構成●THE DIGEST編集部
【関連動画】自己最高の4位フィニッシュを飾った角田裕毅のオンボードカメラ映像