2021年のスポーツ界における印象的な出来事を『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回は今夏に開催された東京五輪で起きたさまざまな出来事から取り上げる。提供された福島県産食材を使用した食品に対して、強い抵抗感を示してきた韓国。彼らがそれを食した時、母国メディアはどんな反応を示したのか。

記事初掲載：2021年８月２日

――◆――◆――

　選手村での“ある投稿”が物議を醸している。

　ここまで東京五輪で提供される食事を拒否するなど、福島県産食材の提供に強い抵抗感を示してきた韓国。独自で弁当を手配するという徹底ぶりの中、今回は同国のユニホームを着た人物が、選手村で食事する様子がソーシャルメディア上に掲載され、大きな話題を呼んでいる。韓国メディア『News1』が伝えた。

　アップロードされた画像に写るのは、ハンバーグステーキやピザ、スパゲッティなどをよそってテーブルにつく、太極マークを左胸に刻んだユニフォーム姿の男。右上には「夜食本当に美味しいです」と感想が綴られており、「東京オリンピック選手村」と位置情報が共有されている。
  　同メディアによると、この投稿に対して「日本のネットユーザーは、韓国人が選手村で食事をしなければならなかった事実について議論を続けた」と述べ、その内容を紹介。「選手に罪はない」「おいしいものたくさん食べて頑張って」といった好意的なコメントのほか、「なぜ選手村で提供されている食事を食べているのか」などの皮肉メッセージも数多く寄せられていたと伝えている。

構成●THE DIGEST編集部