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羽生結弦の全日本出場の反響はイタリアでも! 史上最強スケーターの戦列復帰に「クリスマスプレゼントだ」

THE DIGEST編集部

2021.12.22

全日本選手権で今季初演技をする羽生。五輪連覇王者の演技には世界が注目している。(C)Getty Images

 日本一の座をかけたフィギュアスケートの全日本選手権がいよいよ開幕する。今年11月に右足首靱帯を損傷し戦列から離れていた羽生結弦だったが、同大会への出場の意志を固めた。この話題は日本だけに留まらず、世界へと広がりを見せている。

 怪我の影響でグランプリ(GP)シリーズ第4戦のNHK杯、6戦のロシア杯を欠場した羽生。男子フィギュアスケート界のプリンスを襲った不運に悲しみ暮れたファンは多く、ロシア大会では不在にもかかわらず会場には応援バナーが飾られたほどだった。

 そんな五輪連覇王者を待ちわびたファンのもとへついに帰ってくる。イタリア・メディア『OA sport』は、「全日本選手権にハニュウは間に合い、キヒラは放棄した」と見出しで次のように報じた。

「ユヅル・ハニュウのほぼ確実の出場は、クリスマスプレゼントだ。怪我でGPシリーズ2試合を欠場した彼は6個目のタイトル、ノービスとジュニアを含めると10度目のタイトルを狙い参戦する」
 
 そして「史上最強のスケーターにとって今季のデビュー戦だけでなく、五輪前の状態をチェックする絶好の機会になる」と伝えたうえで、「プログラムを知らないうえ、4回転アクセルを挑戦したい仙台の異星人は試みるかも不明だけど」と謎に包まれた羽生のパフォーマンスに心を躍らせている様子だ。

 一方、女子シングルでは五輪最有力候補の紀平梨花の欠場する見通しにも着目し、「ベテランのサトコ・ミヤハラをはじめ、カオリ・サカモト、マイ・ミハラ、ワカバ・ヒグチの一人に驚きの五輪出場権が渡る」と記した。

 4年に一度の五輪代表が決まる今大会。勝利の女神は誰に微笑むだろうか? 出場権かけた争いには世界中のメディアが注目しているようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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