女子フィギュア界のエースに"まさかの事態"だ。
日本スケート連盟は12月22日、フィギュアスケート女子の紀平梨花が、北京五輪の代表最終選考会に位置づけられる全日本選手権を欠場すると発表。今年7月に発覚した右距骨疲労骨折の回復が間に合わず、初出場を目指した来年2月の五輪出場は絶望的となった。
今季はここまでグランプリ(GP)シリーズ2戦を欠場し、公式戦のリンク上に姿を見せられていなかった紀平。連盟の選考基準では、世界選手権で過去に3位以内の実績を残していれば、今大会を欠場しても対象となったのだが、紀平は2019年の4位が最高のためそれに該当しないという。
また、同ニュースに対するショックは海を渡り、"フィギュア大国"にも広がっている。ロシアメディア『sportmk.ru』は「ロシアスケーターのライバルがいなくなった」とのタイトルで記事を掲載すると、紀平の現状について「今年7月に負った怪我から回復していないようだ」と報じた。
さらに文中では「過去の実績から見て五輪の舞台にふさわしい選手に対し、連盟が酌量しないのは残念」とも主張し、4回転サルコーを成功させていた紀平の存在について「ロシアのスケーターにとって唯一の競争相手であり、同じように"ウルトラC"の要素を披露する選手のひとりだった」と評している。
今回の発表でいっそう混沌とした状況になった女子シングルの五輪代表争い。はたして北京への3枠を誰が勝ち取るのだろうか。明日以降のパフォーマンスに注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】名古屋フィギュアスケートフェスティバルで、話題の"片手側転"も披露した紀平梨花を厳選ショットで特集!
日本スケート連盟は12月22日、フィギュアスケート女子の紀平梨花が、北京五輪の代表最終選考会に位置づけられる全日本選手権を欠場すると発表。今年7月に発覚した右距骨疲労骨折の回復が間に合わず、初出場を目指した来年2月の五輪出場は絶望的となった。
今季はここまでグランプリ(GP)シリーズ2戦を欠場し、公式戦のリンク上に姿を見せられていなかった紀平。連盟の選考基準では、世界選手権で過去に3位以内の実績を残していれば、今大会を欠場しても対象となったのだが、紀平は2019年の4位が最高のためそれに該当しないという。
また、同ニュースに対するショックは海を渡り、"フィギュア大国"にも広がっている。ロシアメディア『sportmk.ru』は「ロシアスケーターのライバルがいなくなった」とのタイトルで記事を掲載すると、紀平の現状について「今年7月に負った怪我から回復していないようだ」と報じた。
さらに文中では「過去の実績から見て五輪の舞台にふさわしい選手に対し、連盟が酌量しないのは残念」とも主張し、4回転サルコーを成功させていた紀平の存在について「ロシアのスケーターにとって唯一の競争相手であり、同じように"ウルトラC"の要素を披露する選手のひとりだった」と評している。
今回の発表でいっそう混沌とした状況になった女子シングルの五輪代表争い。はたして北京への3枠を誰が勝ち取るのだろうか。明日以降のパフォーマンスに注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】名古屋フィギュアスケートフェスティバルで、話題の"片手側転"も披露した紀平梨花を厳選ショットで特集!