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フィギュア

北京五輪で男子シングルの表彰台はどうなる? カナダの専門家が予想「彼がネイサンに勝てるとは思わない」

THE DIGEST編集部

2021.12.14

北京五輪でも激しい競り合いが期待される羽生(左)とチェン(右)。写真:森田直樹/アフロスポーツ、Getty Images

北京五輪でも激しい競り合いが期待される羽生(左)とチェン(右)。写真:森田直樹/アフロスポーツ、Getty Images

 北京五輪の開幕まで残り2か月を切り、海外メディアの間でも関心が高まり始めているフィギュアスケート界。とりわけ注目なのは、世界選手権3連覇中のネイサン・チェン(アメリカ)、五輪2連覇の羽生結弦といった“ビッグネーム”が揃う男子シングルだ。

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 今回、同種目で表彰台に上がる3選手を予想したのは、ペア選手としてソチ五輪団体戦銀メダルに貢献したディラン・モスコビッチ氏と、元アイスダンス選手で現在は振付師のアッシャー・ヒル氏(ともにカナダ)。同国放送局『CBC』で発信された内容を、ロシアメディア『championat.com』が現地時間12月13日に報じている。

 記事によると、まずはモスコビッチ氏が「今回はネイサン・チェンのオリンピックだ」と結論を提示。「彼が滑ると6本の4回転ジャンプさえも簡単に見えてしまう」と続けると、銀メダルには羽生の名前を挙げ、銅メダルはヴィンセント・ジョウ(アメリカ)と宇野昌磨のどちらかだと回答した。
 
 この意見に対しては、ヒル氏も同意を示しており、「チェンがフリープログラムで大差をつけ、そのまま金メダルを獲得するだろう」とコメント。「我々はユヅルのファンだが、彼がネイサンに勝てるとは思わない」と私見を述べ、「ウノとジョウのどちらかを選ぶのは難しい。今季ふたりとも好調だからね」と分析を行なっている。

 ただ、今季はチェンも国際大会の連勝記録を13でストップさせており、チャンスがないわけではない。一方の羽生は、右足首の負傷でその姿をリンク上で見られていない状況だが、はたして23日開幕の全日本選手権でどんな滑りを見せてくれるのだろうか。宇野、鍵山優真ら代表候補とともに、そのパフォーマンスに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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