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「コンドームが女王を救った!」豪州カヌー選手が明かした“とんでも秘話”に世界仰天!「黄金のアイデア賞」<2021百選>

THE DIGEST編集部

2021.12.24

悲願の金メダルを獲得したフォックス。女子カヌー新種目の初代女王に輝いた。(C)Getty Images

悲願の金メダルを獲得したフォックス。女子カヌー新種目の初代女王に輝いた。(C)Getty Images

 2021年のスポーツ界における印象的なシーンを『THE DIGEST』のヒット記事で振り返る当企画。今回は、東京五輪カヌー スラロームのカヤックシングルで銅メダルを獲得した豪選手の秘話に焦点を当てる。競技当日にカヤックを損傷した彼女に咄嗟にスタッフがとった驚きの行動は――。

記事初掲載:2021年7月31日

――◆――◆――

 オーストラリアの女子カヌー選手、ジェシカ・フォックスが明かした“とんでもない秘話”が世界規模で反響を呼んでいる。

 7月27日、スラローム女子カヤックシングルで銅メダルを獲得したフォックス。その日の競技中にカヤックを損傷したらしく、その緊急補修に驚きのあるものを活用したという。フォックスは自身のインスタグラムにひとつの動画を投稿。なんとスタッフがコンドームを手に持って大きく広げると、損傷したキャックの先端部分にすっぽりはめてしまったのだ。

 27歳は「まさかコンドームがカヤックの修理に使えるなんて、夢にも思っていなかったでしょ?」と茶目っ気たっぷりに綴り、「すごく伸縮性があって丈夫なのよね」と説明した。当然、防水機能も備えている。

 そして迎えた2日後の新種目、スラローム女子カナディアンシングルで、フォックスは見事に五輪初の金メダルを獲得した。2012年のロンドン大会で銀メダルを、2016年のリオデジャネイロ大会で銅メダルを獲得していたエリートが、同種目の初代女王に輝くとともに、悲願を成就させたのだ。
 
 圧倒的な強さが称賛を浴びるなか、フォックスの“コンドーム補修”がふたたび脚光を浴びることとなる。英紙『Daily Mail』は「コンドームが新女王フォックスを救った!」と銘打てば、豪紙『Sydney Morning Herald』は「黄金に輝くアイデア賞」と伝えた。さらにインスタグラムにはお祝いのコメントのほかに、「みんなが真似しそう」「モノは使いようってヤツだな」「破れなかったのならスゴイ」といった書き込みも相次いだ。

 名実ともに世界のトップに躍り出たフォックスはレース後、「金メダルを狙っていた最初のレースが銅メダルに終わって、かつてないほどナーバスになった。とても苦しい48時間だったわ」と胸の内を明かし、「でも今日のレース直前、この5年間のすべてをぶつけようと前向きになれた。なにもかもが報われて、いまは最高の気分よ」と喜びを表現した。

構成●THE DIGEST編集部

【関連ムービー】フォックスが公開した実際の“コンドーム補修”映像はこちら!

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