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格闘技・プロレス

ゴロフキンとカネロの第3戦を米経済誌が熱望!村田諒太戦後の“未来”を展望「勝てば他に何があるというのか」

THE DIGEST編集部

2021.12.27

村田(中央)との統一戦が延期されたゴロフキン(右)。カネロ(左)との再戦に臨むだろうか。 (C) Getty Images

村田(中央)との統一戦が延期されたゴロフキン(右)。カネロ(左)との再戦に臨むだろうか。 (C) Getty Images

 2022年に因縁の対決は、いよいよ決着の時を迎えるのだろうか。

 12月23日、米経済誌『Forbes』は、「2022年に実現が望まれる、最も魅力的なボクシングマッチ5選」を特集。そのうちのひとつに、IBF世界ミドル級王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)とスーパーミドル級4団体統一王者のカネロことサウル・アルバレス(メキシコ)との試合を選定した。
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 ゴロフキンとカネロは、2017年9月、18年9月とミドル級で2度の対戦がある。ともに判定にもつれ込み、後者の1勝1分けという結果となった。

 しかし、ゴロフキンは第2戦以降、年齢を考慮してか3度しかリングに上がらず。一方のカネロもその後はスーパーミドル級、ライトヘビー級に階級を上げ、今後も上げる意向を表明。待望の第3戦が実現しない状況が続いている。

 そんななか、『Forbes』は「今こそGGG(ゴロフキンの愛称)がスーパーミドル級にスライドアップして、“三部作”に決着をつけるときだ」と主張。ゴロフキンのメリットを挙げ、階級を上げてでも決戦を行なうべきだとした。
 
「彼は39歳、ギネス級のギャラで自分のキャリアを締めくくりたいのではないのか? そして、カネロに勝てば、偉大なミドル級選手の1人として自分の遺産を固めることができると知っている」

 さらに今年12月29日に予定されながら、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」への水際対策を強化する政府の方針を受け、延期となった村田諒太との一戦からの流れも展望。「ミドル級タイトル統一戦でゴロフキンがリョウタ・ムラタに勝てば、他に何があるというのだろうか?」と投げかけ、重ねてキャリアの集大成としてのカネロ戦を熱望した。

 オミクロン株の影響で来春に延期された村田戦。この一戦の行方が、ゴロフキンのボクシング人生、さらには世界戦の今後を左右する重要なものになるかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部
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