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格闘技・プロレス

「対戦の夢は色あせた」井上尚弥の“興味がなくなった発言”が波紋!カシメロの地元メディア「明らかに不快感を示している」

THE DIGEST編集部

2021.12.26

WBO王座保持のカシメロ(右)を批判した井上(左)。そのツイート内容に地元メディアが注目を寄せられている。(C)Getty Images

WBO王座保持のカシメロ(右)を批判した井上(左)。そのツイート内容に地元メディアが注目を寄せられている。(C)Getty Images

 モンスターの“苦言ツイート”にフィリピンメディアも続々と反応を示している。

 現地時間12月23日、ボクシングの世界ボクシング機構(WBO)は、タイトルマッチの前日計量をキャンセルした世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)の王座を「剥奪しない」という決定を発表。カシメロ陣営から提出されたウイルス性胃腸炎の診断書と医療記録が「正当である」と認められた形だ。

 しかし、WBAスーパー&IBF王者の井上尚弥(大橋ジム)は23日、「こんな事があっていいのか???」と問いかけのツイートを投稿。「何が理由であれ決められた計量当日に秤に乗れなければアウトだと思うのだが」としたうえで、「一気にコイツへの興味がなくなった。減量苦で胃腸炎て…ダセェ奴だ」と一刀両断している。
 
 この投稿に対し、フィリピン放送局『ABS-CBN News』は「イノウエがカシメロ戦への興味を失っている」とのタイトルで記事を掲載。今回の決定に対して「イノウエは懐疑的だったようだ」と言及しており、同国メディア『Abante News』も「カシメロがイノウエと戦う夢はさらに色あせた」と指摘した。

 さらに『SPIN.ph』は、「118ポンド(バンタム級)の減量に苦戦したというカシメロに、日本人ファイターは自身のスタンスを明らかにした」と報じると、「間違いなくカシメロの態度に不快感を示している」ともコメント。次戦については「WBC王者のノニト・ドネア(フィリピン)と再戦を目指しているはずだ」と予測している。

 こうした状況を踏まえ、井上とドネアの統一戦が実現する可能性は、これまで以上に高まったと言えるだろう。はたして、かねてから注目を集めるビッグマッチは行なわれるのだろうか。ターゲットから外れたカシメロの動向を含め、マッチアップの行方から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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