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ラグビー

「日本との関係を深めることが重要」NZ出身指揮官が語った日本ラグビーの現在とは?「彼らは明らかに野心的」

THE DIGEST編集部

2022.01.17

フランスリーグのスタッド・フランセ時代のクレッグ・クーパー氏。18年から現在の三菱重工相模原を率いる。 (C) Getty Images

フランスリーグのスタッド・フランセ時代のクレッグ・クーパー氏。18年から現在の三菱重工相模原を率いる。 (C) Getty Images

 ラグビー大国出身の指揮官も、日本の現状に大きな関心を抱いているようだ。
 
 今月8日に開幕した日本ラグビー新リーグ「リーグワン」。ニュージーランド代表の司令塔ダミアン・マッケンジーや2019年世界最優秀選手である南アフリカ代表ピーターステフ・デュトイら世界レベルの選手が集い、海外からの注目度も高まっている。
 
 開幕を前日に控えた7日、NZメディア『Otago Daily Times』の取材に応じたのは、2
部の三菱重工相模原ダイナボアーズを率いるグレッグ・クーパーHC。スーパーラグビーやフランスリーグを経て、18年からチームに携わる指揮官は、母国に現在の日本ラグビーの印象を語った。
 
 クーパー氏はまず、自国の選手が次々と来日する状況に対し、「もし私がニュージーランドのラグビー選手だったら、最初に話をしたいのは日本だ」と理解を示す。そのうえで、「日本を脅威と見なすのではなく、関係を深めることが重要」と、母国NZと日本の間での良好な関係構築を期待した。
 
 次に国際経験豊富な名将が注目したのは、日本でのラグビー熱の上昇。「日本でのラグビーへの関心は、さらに大きくなっていくだろう」とW杯ベスト8後の盛り上がりに言及し、さらに「彼らは野心的だ」と評価した代表チームの今後についても、以下のように述べた。
 
「昔なら、準々決勝で満足したかもしれない。でも、今は違う。もっと歴史を作りたいのだろう。いつか、純粋にラグビーワールドカップで優勝したいと思っているのではないだろうか」
 
 年が明け、W杯フランス大会が来年に迫ってきた。ここ2年は新型コロナウイルスの影響で対外試合が少ない状況が続いているが、代表選手たちには、レベルアップした国内リーグの経験値を国際大会の舞台でも存分に発揮してもらいたいところだ。
 
構成●THE DIGEST編集部

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