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フィギュア

「すごくユニーク」”かなだい”のRDプログラムに海外メディアも興味津々! 『ソーラン節&琴』が残したインパクト【フィギュア四大陸選手権】

THE DIGEST編集部

2022.01.21

日本の伝統を取り入れた「かなだい」ペアの独特なプログラムに、海外メディアや選手たちも興味津々の様子。 (C)International Skating Union

日本の伝統を取り入れた「かなだい」ペアの独特なプログラムに、海外メディアや選手たちも興味津々の様子。 (C)International Skating Union

 現地時間1月20日、国際スケート連盟が主催のフィギュアスケート四大陸選手権がエストニアのタリンで開幕。1日目にアイスダンスのリズムダンス(RD)が行なわれ、第1グループの最終滑走で登場した村元哉中・高橋大輔組は「ソーラン節&琴」を赤い衣装で舞い、72・43点を獲得して2位に入った。

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 演技中のステップで転倒するというミスが発生した全日本選手権に続き、今回も村元が上げた足の下を高橋がくぐるという冒頭の振り付けの場面で2人のタイミングがズレてし転倒してしまった。

 だが、その後は大きく崩れることなく演技を終えた。転倒による減点は1。ただ、ローテーショナルリフトとパターンダンスはレベル4を獲得しており、主要国際舞台とされる四大陸選手権で70点台を記録した。
 
 スモールメダルを獲得した上位3組による会見で村元は、「全日本選手権でも同じようなミスをした。今日も起きてしまったけれど、音楽は続くし、次にやるべきことに集中できた。お互いにアイコンタクトしながら、落ち着いてできたと思う」と振り返った。

 何よりもインパクトのある音楽と踊りは、海外の注目を集めている。会見では海外メディアの記者に「とてもユニークだった」と言わしめたプログラムの説明を求められる場面もあった。

 その質問に対して村元は「(ソーラン節は)漁師が水揚げをするときに唄う歌」と解説し、「非常に難しかったけれど、日本の伝統的な音楽とヒップホップ音楽との融合を目指した」とコメント。その姿を会見に同席したRD1位tお3位のアメリカ代表2組も興味深そうに見守っていたのが印象的だった。

 加えて、大会の印象を尋ねられた3位のクリスティーナ・カレンコ&アンソニー・ポノマレンコ組のポノマレンコは、「2010年の五輪の記憶が、僕のファーストオリンピック。その時に見ていたダイスケと一緒にここに入られて光栄だし、ここにいる皆と並んで座っていられることを幸せに思う」と感慨深げに述べた。これに高橋が「ありがとう」と応じる場面もみられた。

 最終順位が確定するフリーダンスは、22日に行なわれる。“かなだい”ペアの演目は『ラ・バヤデール』だ。

構成●THE DIGEST編集部

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