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元世界女王メドベージェワが「これ以上は絞り出せない」と“選手引退”を暗示。五輪銀メダルも「満足している」

THE DIGEST編集部

2022.01.29

選手生活を振り返り「非常に満足している」と口にしたメドベージェワ。彼女はキャリアに終止符を打つのだろうか。(C)Getty Images

 世界選手権で2連覇を果たしたロシア・フィギュアスケート界が誇る若きレジェンド、エフゲニア・メドベージェワが、国内最大手のオンラインショッピング・プラットフォーム「OZON」が制作する動画『OZON SPORT』にゲスト出演。一線から離れている現在の心境を明かした。

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 2015-16シーズンにシニアデビューを果たしたメドベージェワは、2016、2017年の世界選手権で連覇を飾って世界にその名を轟かせた。とりわけ平昌五輪を控えた2017年は圧巻だった。NHK杯後に右足中足骨にヒビが入っていることが発覚。それでも不屈の精神で大舞台に間に合わせた彼女は、アリーナ・ザギトワ(ロシア)に次ぐ銀メダルを獲得。存在感を知らしめたのである。

 今回の『OZON SPORT』で平昌大会を振り返った22歳は、「私は何も分かっていなかったことを覚えている。いくつかのポイントで全てを限界に感じていた」と大舞台を前に恐怖心に駆られていたと告白。それでも「リンクの上で最初のポーズを取った時に緊張は取り除かれた。そして人生の集大成であることを悟った」と語った。
 
 そんなメドベージェワだが、ここ1年半は怪我や病気などを理由に公式戦の出場がない。これまでのキャリアについて「子どもの頃から世界チャンピオンになりたいと思っていた。だから私のインナーチャイルドは、自身のキャリアに対して非常に満足している」と振り返る彼女は、競技生活への終止符を暗示した。

「私のキャリアは、かなりスムーズに進んだ。2018年以降、私は、這って滑れなくなるまで選手としての道を歩むと約束した。私は自分に嘘をつかずに全てを行ない、自分の最大限の力を引き出すことを試みた。だけど、もう、これ以上は絞り出せなかった」

 親日家で人気漫画『セーラームーン』をこよなく愛する22歳。いつの日か、日本でアイスショーを行なう際には、"セーラームーン姿"を披露してくれるかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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