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北京五輪の男子モーグル頂上決戦に各国メディアが熱視線!堀島行真は「連覇阻止の最有力候補だ」

THE DIGEST編集部

2022.01.31

北京五輪で金メダル獲得が期待される堀島。カナダのキングスベリーとの争いに注目が集まる。(C)Getty Images

 2月4日に開幕を迎える北京冬季五輪。今大会、フリースタイルスキー男子モーグルでは日本史上初となる五輪金メダルの期待を背負い、堀島行真が2度目の大舞台に挑む。

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 堀島は初出場となった2017年の世界選手権で金メダルを獲得するなど、早くから世界で頭角を現した。だが翌年、こちらも初めてのオリンピック出場である平昌五輪に世界選手権覇者として挑むも、11位と悔しい結果に終わっている。

 再び、五輪イヤーを迎えた今季は、ここまでW杯3勝を記録し、9戦全てで表彰台に上がるなど好調を維持。2度目の五輪への出場権も文句無しで掴み、日本男子のエースとして、さらには北京五輪の頂点を狙うに十分な存在として成長を遂げた。

 もちろん、今回も金メダルへの道は険しい。この競技の「絶対王者」として君臨し続けており、前回の金メダリストでもある、カナダのミカエル・キングスベリーの連覇が有力視されているからだ。北京において、堀島が乗り越えなければならない高い壁であることは間違いない。

 そして、この両者による「頂上決戦」には、すでに世界中のメディアも熱い視線を送っている。

 キングスベリーの母国であるカナダの日刊紙『LEDEVOIR』では自国の金メダル候補の現状を伝える記事の中で、キングスベリーと堀島のこれまでの戦績に触れながら、「今季3勝をあげ、ワールドカップの全戦で表彰台に上がっている日本のイクマ・ホリシマの活躍もあり、厳しい戦いが続いている」として、連覇は簡単ではないと指摘した。
 
 また、キングスベリー本人は「(堀島との)ライバル関係が、僕の背中を押してくれていると思うし、それは彼も同じだと思う」とコメントしており、堀島に敬意を表している。

 さらに、イギリス『BBC SPORT』でも、大会2日目のハイライトのひとつとしてモーグル男子の金メダル争いにフォーカスしている。「モーグルは、カナダのフリースタイルスキーのスーパースター、ミカエル・キングスベリーの領域である」と、同選手の優位を予想するも「彼の連覇を阻止する最有力候補は、今季のワールドカップで3つの金メダルを獲得し、キングスベリーに肉薄している日本のイクマ・ホリシマだ」と、対抗馬として堀島の名前を挙げた。

 これまで幾度となく繰り広げられてきた、男子モーグル界トップの二人による戦い。北京五輪では金メダルを賭けた、互いのライバル関係を表現するに相応しい滑りがみられることを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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