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格闘技・プロレス

「金メダルをゴミ箱に捨てた」――アメリカのハーフパイプ女王が衝撃告白。それでも彼女が北京五輪に舞い戻った理由とは?

THE DIGEST編集部

2022.01.29

4年前の五輪で金メダルを手にしていたキム。だが、彼女は笑顔の裏で精神的な苦痛を受けていたという。(C)Getty Images

4年前の五輪で金メダルを手にしていたキム。だが、彼女は笑顔の裏で精神的な苦痛を受けていたという。(C)Getty Images

 来る北京五輪に向け、並々ならぬ闘志を燃やす女王がいる。女子ハーフパイプのアメリカ代表であるクロエ・キムだ。

 現在21歳の彼女は、押しも押されもせぬ金メダル候補だ。4年前の平昌では、冬季五輪初参戦ながら圧倒的なパフォーマンスを披露。17歳296日という同種目最年少での優勝を飾り、周囲からは「天才スノーボーダー」と叫ばれた。

 しかし、彼女にとって、そこからの4年間は決して楽なものではなかった。現地時間1月19日に公開された米誌『TIME』のインタビューに応じたキムは、「平昌で金メダルを取った後、私のすべてが変わった」と明かし、衝撃の告白を続けた。

「私は実家についた瞬間、金メダルをゴミ箱に投げ捨てた。それがあの時はふさわしい場所だと思えたから。私は自分の人生が嫌いだった」

 檜舞台で金メダルを獲得したティーンエージャーは、想像を絶するようなプレッシャーに苛まれた。心無い人々からはSNSで「白人が持つべきである金メダルをお前が奪ったんだ」と脅迫めいたメッセージも受け取った。そして彼女は、「大好きだった場所にも行けなくなって、本当に嫌になって疲れた」と心身ともに病んでしまったという。

 スターダムを駆け上がったことで一変した世界。その重圧に耐えきれなったキムは、「私を押さえつけていたプレッシャーや圧迫感から抜け出すためにメダルをゴミ箱に捨てた」と打ち明けている。

 それでも彼女は雪上の世界に舞い戻る。くしくも世界を脅かした新型コロナウイルスによる影響だった。2019年秋に名門のプリンストン大学に進学していたキムだが、翌年に感染拡大によってキャンパスが閉鎖されると、「切っても切れない縁があるみたい」と語るスノーボードにふたたび取り組むようになる。

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 そこからのキムはポテンシャルを遺憾なく発揮する。昨年1月に、国際スキー連盟(FIS)のスノーボード・ワールドカップ(W杯)に復帰すると、いきなりチャンピオンに輝いたのだ。

 怒涛の快進撃で復活をアピールし、ふたたび五輪に臨むキムは、「前より心は平和になった」と、その理由を次のように論じた。

「東京五輪でシモーネ・バイルズ(アメリカの女子体操選手)が大会を辞退したのを見て大きな影響を受けた。いまは、危険なこと、身体に負担のかかることをするのだから、精神的に無理ならやらなくてもいいという安心感が私にはある。それが何より自分のためになるんです。

 あの自分自身を優先したバイルズの行動は、オリンピックの金メダルのようなものでも、あきらめなければならないことを世界に示すという意味でも、とても感動的で、インスピレーションを与えてくれた」

 来る北京五輪に向けては、「あまり期待はしないでほしい」としながらも、「4年前よりもより一段階アップグレードした姿を見せられると思う」と語ったキム。21歳の女王は万全のコンディションで、大一番に挑みそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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