北京五輪・女子カーリングで劇的な勝利を重ね、日本中を熱狂させているロコ・ソラーレ。４試合を戦って３勝１敗とし、10チームの総当たり戦である１次リーグで暫定２位に浮上した。最終的に上位４チームに入った国が、準決勝に駒を進めるレギュレーションだ。

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　土曜日に行なわれたデンマーク戦、ROC（ロシア・オリンピック委員会）戦のダブルヘッダーでも、見事なショットを連発したのがスキップの藤澤五月だ。圧巻の集中力とコントロールで日本を勝利に導いている「ラストスロワー」だが、そのハイパフォーマンスは数字上でも裏付けされている。

　世界カーリング連盟は、２月13日時点でのポジション別「ショット成功率」をランキング形式で発表。ここまで平均83.8％をマークした藤澤は各国のエースが集う「フォース部門」で堂々の１位に立っている。僅差の２位に韓国の“メガネ先輩”ことキム・ウンジョンが83.3％で続くが、３位のアリーナ・パエツ（スイス）には５ポイント近くの差を付けた。スウェーデンのアンナ・ハッセルボリが72.8％で９位、カナダのジェニファー・ジョーンズが71.8％で最下位とともに調子が上がってこない。

　日本（ロコ・ソラーレ）はチームとしてのショット成功率でも83.0％で首位に立つ。リードの吉田夕梨花が同部門３位、セカンドの鈴木夕湖が同部門８位、サードの吉田知那美が同部門６位となっている。

  　各部門のトップ３と日本代表選手のデータは以下の通りだ。

［ショット成功率・リード部門］
１位　ドーン・マキュウェン（カナダ）　91.9％
２位　ソフィア・マベリス（スウェーデン）　90.3％
３位　吉田夕梨花（日本）　89.4％

［ショット成功率・セカンド部門］
１位　エスター・ノイエンシュワンダー（スイス）　87.1％
２位　ジェニファー・ドッズ（英国）　85.3％
３位　アグネス・ノッケンハウアー（スウェーデン）　83.4％
８位　鈴木夕湖（日本）　78.8％

［ショット成功率・サード部門］
１位　ヴィッキー・ライト（英国）　81.5％
２位　ワン・ルイ（中国）　81.1％
３位　サラ・マクマナス（スウェーデン）　80.7％
６位　吉田知那美（日本）　80.3％

［ショット成功率・フォース部門］
１位　藤澤五月（日本）　83.8％
２位　キム・ウンジョン（韓国）　83.3％
３位　アリーナ・パエツ（スイス）　78.5％

［ショット成功率・国別］
１位　日本　83.0％
２位　韓国　82.2％
３位　スイス　82.1％

※数字は2022年２月13日の競技終了時点。

構成●THE DIGEST編集部

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